明後日の3月6日は啓蟄。冬ごもりのために土の中に眠っていた虫たちが、温かくなって外に出てくる時期です。まさにこの春の目覚めの時期にぴったりの香りだなと思うのがミラー ハリスの"フォーリッジ "シリーズ。
”フォーリッジ(forage)”とは、今イギリスで流行っている言葉で、野生のものを収穫することを指すそう。実際に、このシリーズを作るにあたり、調香師とミラー ハリスのチームはロンドンの街を歩き、都会にある自然を探すところからはじめたとのこと。コンクリートの中でも息づくグリーンに目を向け、それを香水に昇華したもので、写真の「ワンダー オーデパルファム(スルー ザ パーク)」のほか、「ヒドゥン オーデパルファム(オンザルーフトップ)」、「ロスト オーデパルファム(イン ザ シティ)」の全3種が発売されています。
その中でも「ワンダー」は、イギリスに多く生えるイラクサの香りを中心に、萌えいづるようなグリーンを凝縮した香り。私自身は花粉症のため、春の訪れとともに外に出たい気分と家の中にこもっていたい気分を行ったり来たりしているのですが、この香水をつけると辛い気持ちが和らぎます。
さらに注目していただきたいのが、このパッケージの下の部分。一見、大理石のように見えますが、Smile Plasticsというメーカーによる再生可能なプラスチックでできているそうです。
地球にも心にも優しい香水で、春をスタートさせてみてはいかがでしょうか?
物心がついた時からパンツ派。今、一番興味があるのは、どうやったら居心地のよい部屋で暮らせるのか。美容、アート担当です。