かわいいパターンに目がないんですよね。三軒茶屋にあるヴィンテージショップ、LUIKで行われていたポップアップイベントでも、ラックに掛けられたこのMALION VINTAGEのタイスカーフに目が留まりました。ヴィンテージ生地を継ぎ接ぎした、カラフルな柄の組み合わせにきゅんときたんです。
1枚のスカーフの中で3つのパターンがドッキングしているので、どこの面積を一番見せるかによってがらりと表情が変わります。クラシカルな花柄も、こうして組み合わせることでぐっとモダンに。
ところで、この細長い形状のスカーフってどう活用されてますか? 私は今まで2周ほど首に巻いて前でリボン結び、残りは垂らす、というイージーモード一辺倒でした。が、一緒にいたスタイリストさんに「後ろで結ぶのもいいですよ」とアドバイスいただき、そんな方法もあったんだった!と目から鱗。前からはチョーカーのように見えるし、後ろ姿は蝶々結びが華やか。スタンドカラーからちらっと覗かせるのもいい。最近はさらにただ首にかけて垂らしてみたり、ネックレスと重ね付けしてみたりとバリエーションを楽しんでます。ポニーテールに結んだり、頭に巻いてもかわいい気がします。と、書いているともう一本くらい欲しくなってきてしまった……。どれも一点物で柄ゆきが違うので、何本持っててもいいですよね(という、自分への言い訳です)。あとは、急に割ときちんとした打ち合わせなどが入った日には、ラフなTシャツにさっと巻くだけでそれっぽく見えるので助かってます。
何より顔まわりに華やかな色があると、ふと鏡にうつった自分の顔色がよく見えて嬉しいんですよね(笑)。こういうささやかな高揚感こそ、ファッションの醍醐味だなって思います。
好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。