ブルーとグリーン。みつめていると心が静まる。特にブルーサファイアのパヴェは、ささいな手の動きで夜空のようにキラキラとまたたくのです。覆輪どめのエメラルドと対になって並ぶさまは惑星のようで、神秘的なムード。自分はスピリチュアルなタイプではないのですが、これにはたしかに胸をキュンとさせる何かがあるなあと。ここ数日、諸事情により「締め切りが迫っているのにイロイロ決まらない」とかストレスを感じる出来事が多かったのですが、手元のリングをチラッチラッと見るたびに癒されていました。
このリングが改めて教えてくれたのは、値段がすべてじゃない、ということ。実店舗がなくオンラインのみで販売しているARTIDA OUDというブランドのものなのですが、プライスは18,700円。ふだん身につけない色なのですが、気軽な値段ということもあってノリでポチッていました。つまりはカジュアルなファッション感覚で購入したのです。ただ、こういう買い物って「パッと見可愛い」けれど、つけると次第に飽きてしまうという経験も多々ありました。ということもあって最近は(買えるか買えないかは別として)「やっぱり高いものこそいいものだ」と思ってしまう傾向にあったんです。でもこの指環は「パッと見可愛い」を超えて、ちゃんと心にはたらきかけてくれます。華奢さゆえにほかのストーンリングと組み合わせても素敵なハーモニーを奏で、奥行きを出してくれる。飽きるどころか身に着けるたびにますます好きになっていくんです。
手持ちのポメラートのシトリンのリングやLAST DANCEのターコイズと重ねづけすると、いいケミストリーが生まれます。見つめるだけで、心がうるうるに。
ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。