大地の力強さとスパイスが隠し味、おとなのピーナッツバター

先日、『世田谷パン祭り』に出かけました。出だしが遅れまして、パンのストールは長蛇の列。残念な気分で「パンのお供」の方のストールをふらふらしていましたところ、四方八方から試食のスプーンを差し出す手が出てきまして(笑)、気づいたらいろんなジャムだのスプレッドだのを舐めていました。ありがたいことに色々いただきすぎて、みんな美味しい気もするしなんだかよくわからなくなってきたところに、スッと差し出されたスプーンがありました。差し出し主の「甘くないんですけど……」という第一声。え、甘くないの、むしろ歓迎、と思いながらいただくと試食のラビリンスに入り込んでいた頭が一気にクリアになるほど、恐ろしく美味しい。はっと気がつくとそこはピーナッツバターのストールでした! 「な、何が入っているんですか?」と思わず伺うと、「ピーナッツと、ヒマラヤ塩と、スパイスもちょっと」とおっしゃるじゃないですか! なんて素敵な組み合わせ! そしてもちろんレシピも素敵なんですが、おそらくピーナッツそのものが、こっくりして香ばしい。
詳しく伺うと、このSANCHAIのピーナッツはネパールの山岳地帯コタンでとれたもの。自然のままの状態で守られた土地で育ったとのことなんです。いただいたパンフレットに掲載された乾燥した赤土の写真を見て納得。こりゃ力強いピーナッツが育ちそうだ!
「黒糖入りの、甘いのもありますけど」と案内していただきましたが、迷わず甘くないほうを購入(甘い方も美味しそうでしたが)。興奮して買ったものの、冷静になるとそうでもなかった、ということも多いのですが、こちらは数日後にいただいても「やっぱりウマ〜い! あのときの私の舌は間違えてなかった」と確信。

関係ないですが、うちの子がいまパンケーキにはまってまして、夕食にやたらパンケーキを要求されるのです。個人的に、「夕食でなくおやつに食べたいのだが…」と思いつつ子供のたってのリクエストにこたえてしぶしぶパンケーキを夕餉にするのですが、このピーナッツバターが加わってから、苦でなくなりました(笑)。パンはもちろん、パンケーキも100倍美味しくいただけます。
先日、白和えに練りこんでみましたら、これもいい感じ(豆腐、オリーブオイル、お醤油ちょろりにこのピーナッツバター)。バンバンジーのタレに使う方もいらっしゃるとのこと。砂糖が入っていないからこそいろいろ使い道が広がりそうです。

いちじくに白和えをのせてみました。

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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