2019.10.24

憧れのシャネルの靴 in PARIS

お恥ずかしながら、私がずっと密かに抱いていた願望を申し上げますね。「パリのシャネルで買い物をしてみたい!」


仕事相手に話すと驚かれることが多いのですが、実は今までプライベートでパリに行ったことがありません。学生時代はもっぱらアジアやら秘境やらに目が向いてまして、初パリは大人になってからの出張。その後コレクション取材などで訪れていますが、やはり仕事で行くと圧倒的に時間がなく、「パリのシャネルでショッピング」という夢はいままで実現できませんでした。
先日のコレクション出張、週末のある日の午前中、ぽっかりと空いた時間があり。さすがにパリだし、お店も休みだよな…と調べてみるとなんと営業しているではないですか! カンボン通りとサントノーレ通りが交差する場所に昨年オープンしたブティックに、オープンと同時に駆け込みました。


狙っていたのは、バレエシューズ。いつでもある定番だからこそ、いつ手に入れるか迷っていました。「パリで買いたいな……」とは思っていたものの、靴を買うって、ある程度時間がかかる作業だから大混雑の店内の様子を見て、いつも諦めていたのです。でも今回はオープン直後、店内も落ち着いています。「黒のバレエシューズを探しています」とスタッフの方に伝え、おすすめを出していただきました。

あれこれ試し履きして決めたのは、CCロゴとキルティングの、とってもクラシックな一足。ハイヒールを履かなくなった今、個人的な命題は「いかに素敵なフラットシューズを見つけるか」なのですが、この靴を履いた瞬間、カジュアルなワイドパンツの足元がいきなりぐん、と洗練されたのを目撃し、決断しました。「あれ? 私今日なんか足きれいじゃない?」と思わせるカッティングの美しさ、フラットシューズにもあるのですね!

まあまあいい歳の大人が情けないことを言いますが、やっぱり「パリのシャネルで(ひとりで)お買い物」ってちょっと緊張しました。でもお会計をお願いする間にコーヒーをいただいて、スタッフの方とお喋りして、そして紙袋を渡された瞬間の高揚感ったら! ブラック&ホワイトのショッピングバッグとカメリアモチーフは、こんなに人をドキドキさせてくれるのですね。今回のパリ出張のいい思い出になりました。

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エディターOKUDA

ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。

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