ミルク色のセラミックで作られた、クラシックなフォルムのマグカップ。エンブレムのレリーフでお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、実はこれ、サンタ・マリア・ノヴェッラのものなんです。オーデ・コロンやバスソルトなど、ビューティーの印象が強い老舗には、素敵な陶器のアイテムも揃っているんですね! 昨年の誕生日プレゼントでいただいたのですが、あまりに美しいので、しばらく飾っていました。
年が明け、編集部は紙コップを廃止、各自マイボトルやマイカップを持参しております。自然と休日のカフェタイムも、紙コップでテイクアウトせずに、自宅のカップで楽しみたい気持ちにシフト。先日初めてこのカップでコーヒーを飲んでみたら、ぽってりとした口当たりが柔らかくて、はぅわ~と感動しました。それはもう、雑然としたリビングが、一瞬にしてフィレンツェのオープン・ルーフ・カフェに脳内変換されるほど(行ったことないけど)。洗濯と掃除で終わりがちな休日に、妄想旅行という楽しみが加わりました。たかがカップ、されどカップ。いままで慣れ親しんだ紙コップ・ライフに別れを告げたら、新しい世界が待っていました。
エディターKINUGASA
顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。