おうちにお子さんがいる家、現在多いと思います。我が家にも絶賛休校中の小学校低学年男子がおりまして。仕方ないとはいえ、休校が始まってもう1ヶ月超、すでに家にいる生活に飽き倒しており、エネルギーと暇を持て余しております。消耗させようにも外に出られないし、ゲームばかりもさせられないし、約束した勉強もどんどんしなくなるし。何か家で出来ることを見つけなきゃ……! というときに思い出したのが「夏休みの自由研究で昼ごはんを作るという課題やったよ」と言っていた知人と、この本。
料理家の上田淳子さんによる子供向けの料理本「ひとりでできる 子どもキッチン」です。子供を「料理ができる人」にするのが密かな目標の私、子供用包丁を買い与えたり小さなお手伝いをやらせたりと今までじわじわ料理に触れさせてきました。この本も以前SNSで「めちゃくちゃわかりやすい」と書かれているのを見ていつか使おうと即ポチったものです。そうだ、この休校中できる時は子供に昼食を作らせよう! と決意、説得。
渋々でしたが了承した子供にまずこの本を渡し「食べたいと思うものに付箋つけて」と指示。「ほーら自分でつくればお昼にあなたの食べたいものが食べられるのよ〜」とその気にさせます。食材を用意し、包丁使いなどを見守り、火はまだ使えませんので見せながら一緒にやったりと、まあ正直自分で作った方が早いは早いのですが、きっといつか助けてくれる日がくるはず!と先行投資の気持ちで(笑)。それに、自分で食べたいものを作れるほうがきっと人生楽しいと思うのですよね。
この本は基本的には小学校中学年〜高学年向けのレシピがメインですが、親がサポートすれば低学年でも可能かと思います。昼食を自分で作らせることに関してもうひとつ良い点は、自分で作ったということでとにかくモリモリ食べること。(忙しい中せっかく作ったごはんを残されるの本当に辛くないですか……?) 今の時期にこそ、おすすめの一冊です。
ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。