極上のセルフドリップコーヒーで、人生が変わりました

きっかけはこの自粛期間中に夢中で観たネットフリックスのドラマ「愛の不時着」。もはや友人知人で観ていない人を探す方が難しいレベルには流行中です。その中でヒョンビン演じるリ・ジョンヒョクが珈琲豆を煎るところからコーヒーを淹れてくれるシーンがあるんですが、これがもう、刺さって刺さって……。すっごく美味しそうなんです。リ・ジョンヒョクはいないけれど、美味しいコーヒーは自分一人でだって淹れられる!というところから、コーヒーウェア一式を揃えようという気になりました。
それで、です。友人がKINTOのコーヒーカラフェセットを使っているということで、使い心地を尋ねてみたところ、「すごい使いやすいし、簡単! ただ私が使ってるのはペーパーフィルター用だから、毎度ゴミが出てしまうんだけどね」とのこと。つまりコーヒーを淹れる度にペーパーフィルターを使っては捨てるので、環境には優しくない。調べてみると同じKINTOのカラフェセットに、ステンレスフィルターもあるようで。なんでも焙煎した豆の油分がそのまま摘出されるので珈琲豆のアロマをより感じられるとのこと。豆本来の味わいが楽しめる上に地球にも優しいなんて、最高じゃないか!と購入しました。

2杯分と4杯分のメモリがついたガラスのカラフェに、ステンレスフィルターと、ステンレスフィルターをセットするホルダー(写真には写っていません)がついてきます。このガラスカラフェ、見た目もシンプルで洗練された佇まいであるのはさることながら、水捌けが良く、すぐ乾く。日々の水差しとしても活躍します。併せて買ったごく一般的なカリタのミニミルで毎日豆を挽いて、このステンレスフィルターに分量の粉を淹れてお湯を注いで……とやってますが、これがもう、本当に。びっくりするほど美味しく出来上がるんですよ。


やはり時間はかかりますが、珈琲豆のほろ苦く甘い香りが部屋に充満して、なんとも言えない幸せな気持ちで朝が始まります。ぽたっぽたっと一滴一滴コーヒーのしずくが落ちるのを眺めると、忙しい日々に置き忘れてきた「待つ」ことの価値に気づけます。思えば働き出してからコーヒーは外で買うもの、と思って忘れていたけど、実家にいるときは父がよく朝、珈琲豆を挽いてくれていたものだなぁと、ノスタルジックな気持ちになりました。
ステンレスフィルターは挽いた粉が詰まるっていう話もありますが、今のところ全然そんなことはないです。このフィルター、すごく目が細かいからでしょうか。水洗いですぐにきれいになります。これほどまでに買って良かったと思えるもの、久しぶりかもしれないです。全然書き出しと無関係なところに不時着しましたが、極上のコーヒー時間を味わいたい人にはKINTOのステンレスフィルター、とってもおすすめです。

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エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。

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