2020.08.24

麻LOVERのための「次なる一足」

夏が来るたびに、祖母と母の間で繰り返される「やっぱり麻がいい」「とにかく麻だ」という会話。10代だった私は「大人って素材の話好きだよね…」と思いつつ、ぼんやりと聞いていたのですが、今ならわかる、二人の気持ち。あの頃より確実に厳しくなっているニッポンの夏、見てるだけで体感気温と湿度が少し下がるような、あのドライな風合いはもはや必須。「やっぱり麻だね、おばあちゃん」と心の中で呼びかけつつ(存命)、コツコツと理想の麻アイテムを探し続けております。シーツ、ピローケース、ソファにかけるマルチカバーなどのインテリア系にはじまり、パジャマやワンピースなど身に着けるものも麻化が進行中。その中で、今年初めて手に取ったのがこちら、BLEUFORETのアンクル丈ソックス。

真夏はほぼ毎日素足にサンダルなわけですが、1日中エアコンのきいたスタジオで撮影の日や、足元が気になる雨の日は「ソックス+ローファー」の出番。コットン100だとちょっとムレが気になるし、やっぱりここも麻でしょと探していたのですが、どうも麻100のソックスはけっこう厚手のものが多い。そのナチュラルな風合いを生かすあまりにクセ強め、着こなしはおのずとほっこり指数高めに…。その点、こちらは麻は50%ほどでコットンとナイロン混で、薄手ですっきり。麻のドライな質感と、なめらかなはき心地を両得できる上、ソックス自体が主張しないから、ローファーでもパンプスでもバレエシューズでも、合わせる靴を選ばず服のテイストも制限しません。さらにさすが老舗のレッグウェアブランド、その仕立ての良さもさすが! 足指が自由に動かせるほどの立体縫製で、締め付け感なし。したがってムレもなし。これはリピートせねばと、検索→ポチるを繰り返す日々です。

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エディターKOMATSU

「糖分摂るなら菓子より酒で」がモットーの真正左党。
ノーストレスなリラクシングワンピースと多幸感しかないタカラヅカ鑑賞も大好物です。