2020.08.27

ステイホームに北欧の風を運ぶお皿

ジュエリー担当」というお役目柄、眼福あふれる宝飾をおがむ機会があります。高貴な石、精緻なクラフトマンシップに基づく金細工、華麗なデザイン……。そんなキラキラ王道路線とは異なる「我が道」を行くのがジョージ ジェンセンです。

ここのジュエリーには、一見いぶし銀的な印象を抱くかもしれません。が、アーティスティックな佇まいは、北欧の自然の豊かな情景を感じさせ……。その世界観はホームコレクションにより濃く現れています。展示会でフラワーベースやテーブルウェアなどを見ては、編集部員と「いつか欲しい!」と盛り上がるんですよ。すごく素敵なんですけど、決して華美ではない。だから日本の、貴族なんかじゃない私の住まいにも無理なくなじみそう。そして、これ一つあるだけで、ライフオブクオリティが上がりそう。自然と調和した豊かな日常(遠い目)……。私たちにそんなささやかな夢を見せてくれます。

そんなある日、念が通じたのか、友人から素敵なギフトをいただきました! ブルーム コレクションの中の“LEAF“という名のお皿です。その名の通り、ひとひらの葉のような有機的な曲線のデザイン。かと言って「コレ葉っぱだよね?」という直接的な表現でなく、モダナイズされているのがこのブランドらしい。で、何をのせよう? プレスの方にお伺いすると、「使い方は自由です」とのこと。とあるお宅で、キャンディやお菓子をスタイリッシュに盛り付けているのを拝見しましたが……なんでもそうですけど、「自由演技」というのが一番難しくてですね……。色々と思案した結果、“自然のもの“が合うのでは! という結論に至り、最近は子供が拾ってきた石ころを飾っています。これがまた、ステイホーム中のなごみ空間となっております。

エディターNAMIKIプロフィール画像
エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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