2020.09.17

食わず嫌いは…いけない! シャドウマジック★

大学時代はあいざわ遥先生の『カラフル・パレット』、もっとさかのぼれば中高時代、栗原まもる先生の『素肌の放課後』。友人たちの間で、ちょっとした、でもわりと濃い「コスメ漫画ブーム」が起きていました。主人公たちが口にするケサパサ(ケサランパサラン)なんて可愛い響きのブランド名や、免税店でしか買えないシャネルのパレットに憧れたものです。さて、それから時は流れ、用もなくバラエティショップのコスメコーナーにいりびたっていた昔の自分からは考えられぬほど、メイクは義務化されワンパターン化していきました。同時に、ポイントメイクよりベースメイク、ベースメイクよりスキンケアと、投資するジャンルも変化。でもそこへきて、このマスク時代の到来です。眉とアイメイクにおのずと時間をかけるようになり、今まで食わず嫌いしていたアイテムにも挑戦してみることに!

それがこちら、【to/one】のフラワーダスト アイシャドウ! いわゆるチップオンタイプのアイシャドウです。凹凸にとぼしい平たい顔族、その中でも目の幅が狭くまぶたが広い私(色を塗れる面積が異常に広い。ある意味キャンバス)。アイカラーといえば、アイカラーパレット(4色・グラデ)をブラシでとり丹念に重ねるものという固定観念がありました。「いまどきのシャドウは1種類でもきれいなグラデになるから!」と美容担当から何度聞いても、なんとなく敬遠していたのですが、この「私、お邪魔になりませんよ」と言わんばかりのすっきりとミニマルなデザインに惹かれて、うっかり手を伸ばしてしまったのです。

しっとりとツヤのある発色のラスターカラー(左)と、キラキラ輝くグリッターカラー(右)のデュアル仕様。これが本当~にのびと発色の具合が絶妙で、片手でちょいちょいとグリグリすれば、ちょうどいい陰影を生んでくれるのです。私が選んだカラーは02のプラムで、その名の通りプラム色の赤みがちょっとオリエンタルな雰囲気。ピンクニュアンスのグリッターもいいアクセントになってくれます。現在、色によって入荷待ちの状態のようですが、試してみる価値あり! おすすめの秋の新作アイテムです。

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エディターKOMATSU

「糖分摂るなら菓子より酒で」がモットーの真正左党。
ノーストレスなリラクシングワンピースと多幸感しかないタカラヅカ鑑賞も大好物です。