2020.10.23

80年生まれ、名品スカーフを手に入れる

一体、この箱をもらって心拍数が上がらない人は存在するでしょうか? 先日、尊敬する先輩エディターお二人からいただいてしまいました。エルメスのカレ!(感謝!!)1980年生まれの私(りぼんっ子)にとって、シルクスカーフといえば一条ゆかり先生。『有閑倶楽部』の悠理や可憐のような、大人っぽいスーパーお嬢様が身につけるもの…という刷り込みが、小学生の頃からありました。そのためか、悠理たちの年齢をとっくに越えて、なんなら『女ともだち』の西願瑤子(たしか36歳…成熟っぷりがすごい。さすが一条先生)のトシを追い越しても、どこか「私にはまだ早い」なんて気がしていたのです。でもそこへ、いきなり「シルクスカーフの王様」がお越し下さったわけです。

撮影では何度も目にし、手にも取っていたはずなのですが、改めてじっくり向き合ってみると、そのふっくらとハリのある生地の優雅さにまず驚きます。巻いた時の端正な存在感は、ここに理由があったのだと納得。さらにはこのトラディショナルでありつつ、遊び心と大胆さにあふれたデザイン! しかも、私の好みをよくご存じのエディターさんたちのチョイスですから、マリンテイストを思わせるブルー×白の配色がまさに好物ど真ん中。ちらっときかせたゴールドもまた、今季のヴィンテージ気分にぴったりです。

ざっくりとしたクルーネックニットの首もとや、レザーバッグのハンドルにきゅっとひと巻き。後生大事に箱に入れてたまに眺める…のではなく、ガンガン日常使いして、この素敵な1枚を自分のものにしていきたいと思います。

エディターKOMATSUプロフィール画像
エディターKOMATSU

「糖分摂るなら菓子より酒で」がモットーの真正左党。
ノーストレスなリラクシングワンピースと多幸感しかないタカラヅカ鑑賞も大好物です。