地味だけどおすすめしたいもの。それは、茶筒です。在宅勤務が増えるに伴いセルフドリップ一式を揃えて以来、毎朝一杯のコーヒーを淹れることから一日を始める習慣がつきました。ここで問題になってくるのが珈琲豆を入れる容器。いつもは豆を買った時の紙袋に入れっぱなしにしていたんですけど、空気に触れると豆の酸化が進み、コーヒーの味も損なわれてしまうということなんです。なるべく密閉した方がいいということで、探していた素敵な容器。そんな時偶然手に入れたのがこちらの茶筒さんです。
新潟燕市で生産された純銅製の茶筒です。打ち出しによる槌目の仕上げが美しい。今まで知らなかったのですが、いい茶筒の条件の一つとして、蓋をそっと開口部に被せるだけで、余計な力を加えなくても勝手にスーッと落ちていくことがあるそう。動画でお見せしたいんですけど、この様が実に気持ち良いのです。音もなくスーッと落ちて、最後にピタッと閉まる。たまにこの動作を何回か繰り返して気持ちを落ち着けるのに役立てています(笑)。話が逸れましたが、この茶筒に私は茶葉ではなく珈琲豆を入れています。内蓋つきでさらにしっかり密閉でき、湿気や酸化から豆をしっかりと守ります。シックな茶さじつき。今日は土曜日。豆を10g測って、一息入れたいと思います。
エディターITAGAKI
ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。