New Jewelry TOKYOへ行ってまいりました。個性豊かな作品の中で、ひときわ目を引いたのが陶器のジュエリーブランド、arie:chroma。
ここ最近、ジオメトリックな地金のデザインや、カラージェムが人気ですよね。自分もモダンでシャープなジュエリーばかりを追っていました。
そんな目に、陶器のクラフト感がとても新鮮に映ったんです。陶器という素材はほっこりしがちですが、こちらはアートオブジェのような佇まい。と同時にとびきりチャーミングなんです。型紙を元に一つ一つ手で成形しているとか。ぬくもりもありつつ、洗練された仕上がりが心地よい。
迷いに迷って、くちびるのブローチを選びました。リップモチーフ自体はよく見かけますが、こんな綺麗なレモンイエローはなかなかお目にかかれません。デザイナーの岡野真理絵さん自身が当日纏っていた黒のタートルニットにあててみると、パッと明るい印象に。魅惑的なホクロを想起させるパール使いもキュートです。マスクで口元が隠れがちな昨今、「私の心はオープンです」というアピールにもなる、と岡野さん。なるほど、粋なコミュニケーションツールですね。これが決め手になりました。
勝手な妄想ですが、フィービー・ファイロ時代のセリーヌとか、現ジル・サンダーの感覚でつけたいなと目論んでいます。大人の上質なワードローブに潜ませる茶目っ気。そんなイメージで、ごくごくシンプルなコートやニット、ストールにスッとつけたいです。
ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。