2020.02.17

全然”映え”ない黒パンツ。でもナニコレ!一度はいたらやめられない

どう撮影しても、映えない……。普通すぎる黒いパンツです。でも、私は「使えるパンツほど、見た目は地味」という説を大きな声で唱えたい。とにかく一度このパンツをはいてみてほしいんです。履き心地が素晴らしすぎるから。ニュージーランドブランドのicebreakerのフリースパンツは、信じられないくらい柔らかくて、軽くて、暖かい。温もりそのものをまとっているかのようなのです。それもそのはず、このパンツは化繊のフリースではなく、NZのメリノ種羊の原毛をメインに作られているのです。

私が最初にicebreakerの製品と出合ったのは、夏の登山用に買ったTシャツでした。メリノウール製のそれは、ネイチャーダイドといって、自然由来の植物で染められたシリーズ。ナチュラルな色合いも好きなのですが、着心地がとてもよかった。特に夏の登山は汗をかき、その匂いやベタ付きが気になったりするのですが、そのTシャツはそんな不快感とははっきり言って無縁。汗もすぐに乾いて、さらっとした肌ざわりになる。匂いも気にならない。調べてみると、メリノウールには適度な吸湿性や、温度調整機能があり、さらには天然の抗菌防臭作用があって、匂いがつきづらいそうなのです。さすが天然素材。以来、下着にもこのicebreakerのものを取り入れたりしています。

 そして秋。ふと立ち寄ったアウトドアショップ@神田神保町に、長袖のフリースが置いてあったのです。何気なく触ってみたら、「ナニコレ!ふわふわで軽くて、超気持ちいい!」とすっかり虜になりました。聞くと、同素材のパンツもあるというではありませんか。

 

パンツを取り寄せてもらって履いてみたら、やっぱり予想通りの快適さ。私は乾燥肌&アトピーなので、化繊のフリースを直接肌に着ることはさけてきました(肌の水分と油分がなくなって、乾燥して、かゆくなることがあるのです……)。でも、これはむしろ素肌でその気持ちよさを感じたい、と思ったくらい。現に、素脚ではいても、足が粉を吹くこともなく、乾燥知らずなのです。静電気のパチパチも、化繊のものより断然少ないです。

 リラックスしたい休日着はもちろん、締め付けをほとんど感じないので機内や車中ににもってこい。さらに適度に細身のシルエットなので、靴をきちんとしたものにすれば、街に着ていってもだらしなく見えないのも高ポイント。あまりに好きすぎて、同じ素材のパーカも買ってしまいました!これもふわっふわな着心地で超快適です。来季はクルーネックタイプのトップスを狙っています。

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エディターASADA

主に美容担当。山登りなど自然に触れることが好き。最近は健康とかインナービューティとかいう言葉にめっぽう弱くなりました。

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