未来に繋がるニューライン「ReM'Ade」でショッピング

最近仲間入りしたスカートがとってもお気に入りでして、ちょっとご紹介させてください。こちらロンドンのブランド、MARQUES' ALMEIDAによるニューコレクション「ReM'Ade」のもの。2020-‘21年秋冬コレクションとともに発表された、サステイナブルなラインです(ファッションエディター、マスイユウさんのこの記事でご紹介しております〜!)。アイテムは完全受注生産。素材もアップサイクルやデッドストックのものに限り、健全で透明性のある生産ラインを確保して製造する、などを掲げたマニフェストには、深く共感しました。ローンチにあたって、デザイナーが工場を訪れディスカッションする様子のドキュメンタリームービーもあわせて同ページにて公開されています。冒頭、デザイナーのマルタ・マルケスが娘のマリアに「このコレクションを作るのは、あなたのため」という会話から始まるんですが、私はこのシークエンスだけで割と涙腺が緩みました……。サステイナブルは、まさに次世代のため、ですよね。

そんなストーリーを知った上で、軽い気持ちでウェブサイトの受注ページを訪れてみたのですが、見てみるとてもアイテムが可愛くて、バックグラウンドは一瞬忘れ(笑)シンプルに物欲を刺激されました。上記のスカートとパッチワークニットにも心惹かれたのですが、買ったらすぐ着たい思いが強く、今回はスカートをオーダー。6月末にポチり、わくわくと待つこと約1ヶ月。先日、ついに可愛い黄色のボックスに包まれて、我が家にやってきました!

包み紙にさらっとくるまれた簡易包装。ハッピーなカラーと写真がプリントされた紙のデザインにときめきました
包み紙にさらっとくるまれた簡易包装。ハッピーなカラーと写真がプリントされた紙のデザインにときめきました

海外通販といえど、中2~3日で届くという爆速デリバリーに慣れてきていたので、1ヶ月後に届いたときは自分からのサプライズプレゼントのような嬉しさでした。さっそく試着したスカートは、ぱっと華やかなパターンに気分が上がりました! アシンメトリーな裾やフレア感もほどよくエレガント。加えて嬉しかったのは同封されていたカードです。


「アップサイクル素材」「二酸化炭素排出量が少ない」「ローカルな生産」、など生産過程での該当項目にチェックがつけられるとともに、デザインチームから温かい手書きのメッセージも。マニフェストに対する真摯な姿勢を感じるとともに、制作に携わった生身の人の温度を感じてああ、この服を買ってよかったな、と心底温かい気持ちになったんです。1stコレクションは販売終了しましたが、今後も従来の春夏・秋冬というシーズンにとらわれず発表は継続。今は2ndコレクションの準備中とのことで、私も新作を心待ちにしているところです。

大好きなファッションとサステイナブルの関係性は時に困難を伴います。日々自問自答しながら、自分にできることを一歩ずつ実行していくしかありません。今回のショッピング体験を経て、アイテムに込められた思いを知り尚且つ深く共感するからこそ、服への思い入れや愛着がいっそう深くなり、大事に愛用したい!という念が強くなりました。こうした「生産者さんの顔が浮かぶ」(©️ミルクボーイ先生)心ときめく“共感買い”が今後の買い物でも大きな原動力となりそうです。

エディターSAKURABAプロフィール画像
エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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