ある日、電車の窓に映る自分の顔を見て気づいたんです。自分の顔って今5cmくらいしか見えていないんじゃないか、と。というのも、眉毛が隠れるくらいの重めの前髪のせいでほぼ額が見えないため、マスクをつけると、目とわずかばかりの頬が出ているという状態。それなのに、窓越しにもどよんと疲れているのが伝わってきたんですよね……。これはまずい。心の底から思いました。わずか5cmでも、生命力がある感じを出さなければ、と。毎日マスクをつけるようになる前は、こんな時、決まって赤い口紅を塗っていました。いきいきと輝く赤の力を借りて、かろうじて生命力を演出(あくまで自分基準ですが)していました。しかし。マスクがあるとそういうわけにもいきません。そこでふと思い出したのが、ADDICTIONのクリエイティブディレクター、KANAKOさんの言葉。
「私自身は普段メイクアップをあまりしないんですが、このザ グロウ スティックをつけていると、それだけでいい感じになるんです。ヘルシーな印象にもなりますし」と先日の発表会でおっしゃっていたんです。確かに、画面越しにもKANAKOさんのエネルギッシュな様子が伝わってきました。そこで、早速、私もザ グロウ スティックを目頭と目尻の周り、頬の高い部分にオン。ものすごく繊細なパールがきらきらと瞬き、自然といきいきした印象が生まれます。この“自然と”というところが最大のポイント。こういったハイライターはギラギラしたものも多く、気づくとわざとらしい仕上がりになってしまうのですが、こちらはあくまでもナチュラルな輝き感。002Pを愛用しているのですが、絶妙なゴールドで黄味寄りの肌にもす~っと溶け込んでくれます。
肌にのせるとこんな感じです。この状態はスティックをそのまま塗っただけなので、指で伸ばすと、しっくりと肌に馴染んでいきます。
赤い口紅はジュエリーにもたとえられるくらいの存在感を発揮しますが、ザ グロウ スティックを使って感じたのは、ヘルシーなツヤにもジュエリーのような輝きがあるということ。疲れているときも、そうじゃないときも、このきらめきがあれば毎日が少し明るくなるような気がします。
物心がついた時からパンツ派。今、一番興味があるのは、どうやったら居心地のよい部屋で暮らせるのか。美容、アート担当です。