1年の半分ワンピースを着るエディターの「これに決めました」

誇張でも何でもなく、本当に1年の半分はワンピースを着て過ごしています。一枚で、下にパンツを重ねて、時にはニットを上から着たり。さまざまなスタイリングで楽しんでいますが、ズボラ人間としては「とりあえずこれを一枚ガバッと着ただけで一丁できあがり!」というところに最大の魅力を感じています。長年大量のワンピースを着てきたので、ささやかながらシルエットやデザインには多少のこだわりあり。

まず、個人的な好みとしてロング丈のものが好き。身長大きめ(169cm)なのですが膝下、しかも長めのものがマストです。締め付ける服が苦手なのでウエストをシェイプしないシルエット、そしてまあまあな大人のわがままボディ(笑)を持つ身ですのでちょーっとだけでも「あら今日の私スッキリしてるかも?」というところも欲しい。そして寝坊した日にもこれさえ着れば大丈夫という細部に気のきいたデザインだとベストだわ、など。我ながら一枚のワンピースに夢と希望を託しすぎていませんか? という感じなのですが、見つけましたよ、「styling/」で!

一見シンプルなシャツワンピース、なのですが細部に技巧が凝らされています。まず、生地はサラッとした落ち感でどんな人の体もしなやかに包み込んでくれる。比翼仕立ての前立てはミニマルなムードがあって、きちんとした場にも対応できそう。そして、フロントとバックが別の生地で切り替えられていて、全く印象が違うのがとても素敵!

どうですかこのふんわり感。通り過ぎるだけで何だか「ドラマティックな人」になれてしまう。切り替えられた生地には緩やかなプリーツ加工がされており、風をはらんで揺れる感じがとってもいい。一目惚れしてしまいました。

今回モデルを務めてくれた同僚(身長164cm)は切りっぱなしのデニムにアジアンテイストのスリッパで軽やかに仕上げていましたが、多分ソックスにダービーシューズとかでもいいし、フェミニンにいくならきれいなサンダルとかでもいいかも。自分だったらまずはスニーカーかな……と、スタイリングの楽しみも広がりますね。さまざまな人が、さまざまな着方で楽しめる一枚だと思います。

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エディターOKUDA

ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。