2021.06.20

夏のまぶたに、砂浜の輝き

メイクアップは、アクセサリー感覚で、さっとつける感じが好きです。先日、オレンジのアイカラーでインパクトを狙ってみたのですが、マスクを外した時に口元があまりに無防備だったことに気づき、ちょっとアンバランスになってしまいました。口紅を塗っていなくても、程よくモードなメイクアップはないかしら?と思っていた時、コスメ好きな友人から「遅ればせながらの誕生日プレゼント!」と、ナイスなアイテムをいただきました。

それがこちら、憧れていたBYREDOのカラースティックです。

メイクアップアーティスト、イサマヤ・フレンチのぶっ飛んだキャンペーンビジュアルに心を射抜かれてから、BYREDOの商品には注目していました。でもそれは、エッジィなクリエーションの参考としてであり、自分が等身大に使えるものとは思っていませんでした。だって、ハードルが高そうで。

ところが、友人がセレクトしてくれたカラースティックは、めちゃくちゃ使いやすくて、しかもすんなり馴染むということに感動しております。

そばかすだらけの手に塗ってみましたが、分かっていただけますでしょうか〜、この煌めき汗。
そばかすだらけの手に塗ってみましたが、分かっていただけますでしょうか〜、この煌めき。

ヴィーガンフォーミュラのクリームスティックは煌めくラメが入ったブラウンベージュ。その名も「Great sands」。リップやチークに使うこともできるそうですが、私はもっぱらまぶたにオン。肌にのせると、遠い記憶の中の夏の日の鳥取砂丘を思い出します(鳥取出身なもので)。砂の粒子が太陽の光を反射して表面がキラキラ輝くさまは子ども心に美しさの原風景として刻まれています。それが、このまぶたに再現されている!という驚き。しかも、スティックの色と違って、肌に乗せるとすごく自然なベージュになり、きらめきだけが目元に残っている。私が求めていたさりげないモード感とは、まさにこれ! そしてこれなら無防備な口もとでもそんなに違和感はないかなと思っております。ウィズ・マスクの化粧品選び、正解を見つけました。

エディターKINUGASAプロフィール画像
エディターKINUGASA

顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。

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