やっぱり黒いブーツが最高なんじゃないか

東京、まだまだ暑いです。毎日ワンピースにフラットサンダル、「子供の夏休みか!?」というような格好で過ごしてますが、そろそろ次のシーズンへの気持ちを盛り上げていきたい。夏から秋のつなぎに取り入れるアイテムとして、いつも探しているのが私の場合「秋仕様の濃い目の色の服(ただし涼しい)」と、「新しい靴」です。

もともと足元は割と遊びを効かせるのが好きで、ギラギラメタリックシューズとか蛍光色のスニーカーなど派手なタイプの靴を愛用してきました。「地味な色の靴……私には無理かもな」などと思っていたのですが、ここにきて、その価値観を覆すアイテムに出会ったのです。

UNTISHOLD」のブラックブーツ。2019年にスタートしたジャパニーズレーベルのものなのですが、一見とてもシンプルな黒ブーツなのかしら、と思いつつ実際に履いてみると、随所に「お、これはただものではないぞ!」という小ワザが散りばめられています。まず、特徴的なのがググッと内側にカーブしたキューバンヒール。ちょっとだけウエスタンとかロックとか、そんなイメージを想起させます。そして何よりびっくりしたのがそのキューバンヒールと端正なスクエアトウとの組み合わせ。フロントは上品なお嬢さまだけど、バックはおてんばガール。意外性のあるその姿に一気にファンになってしまいました。

きっと誰でも本当に使いやすいですよ!と太鼓判を押したくなるのがこちらの「Naty-5」というモデル。アンクル丈はパンツでもスカートでも、ソックスでもタイツでもスタイリングは無限大です。本当に声を大にして言いたいのが「めっちゃくちゃ履きやすい」ということ。最近はほぼ1年中スニーカーかフラットシューズしか履いておらず、たまにハイヒールを履くと生まれたての子鹿のような歩き方になってしまうのですが、こちら、7センチヒールなのにものすごく安定感があり、そんな私でもどこまでも歩いていけます。レザーも柔らかくて、そっと足を包んでくれる。

そして個人的に大好きなのがこちらの「Naty-2」。ノーズ、ヒールの形はほぼ同じで、くるぶしが見えるほどのショート丈になったバージョンです。何がいいって、こちらはよりソックスやタイツなどのレッグウェアとの組み合わせが楽しめること! 1年ほど前からソックスブームが自分内で巻き起こっておりまして、様々なデザインのソックスを集めているのですが、こんなブラック×レオパードのコンビネーションという攻めたタイプのソックスも難なく受け入れてしまう懐の深さ。シンプルなカラーリブソックスもいいし、もっとフェミニンなラインストーン付きなども「あら、これも合うわ!」となります。

一見目立つタイプではないけど、どんなスタイリングも受け止めてくれて、さりげないツイストを加えてくれる。結局、黒いブーツが最高なんじゃないか……と思う今日この頃です。

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エディターOKUDA

ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。

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