みんな大好き、オランピア・ル・タン。初めて出会ったのは、シグネチャーであるビーズバッグでした。物語のワンシーンを切り取り、ビーズやフェルトを用いた刺しゅうのアートワークがあしらわれたバッグ。アートピースと言っても過言ではない、そのビジュアルに、当時高校生だった私は胸を打たれ（それはまさに雷に打たれたように…。「欲しい、欲しい〜〜！」と地べたをゴロンゴロンと転がるくらいに猛烈に欲しかったのです 笑）、夢中になりました。バッグに描かれているモチーフやストーリーで知らないものがあれば調べて、その物語を読んだりもしました。一つ一つ丁寧に作られたバッグ（特に欲しかったのが、不思議の国のアリスがテーマになったもの）は、当然ながら、かなり高価なもの。欲しい！と思ったものの、当時はアルバイトもしていない高校生。とても手が届くものではなく、「いつか大人になって、自分で働いたら欲しい！」と恋焦がれる、憧れのアイテムだったのです。そして、私自身がファッションそのものに強く興味を持つきっかけとなったののでした。元来、飽きっぽい性格のため、様々なファッションの系統をフラフラしてはいますが、心の奥底には”オランピア・ル・タンのビーズバッグ”の存在が今も燦然と輝き続けています。
そんなオランピア・ル・タンの新しいプロジェクトが発足すると聞いたときには、天にも登るような気持ちになりました。新プロジェクトの名前は「Hotel Olympia（ホテル オランピア）」！ 世界中のホテルの内装などから着想を得て、架空のホテルをイメージしたオリジナルグッズを展開しています。さらに、その新プロジェクトのポップアップイベントが伊勢丹新宿店の「ISETAN THE SPACE」で開催されているのです。
会場にはホテルのレセプションをイメージしたエリアから始まり、ヴィンテージのファブリックを使用した愛らしいソファー、奥に進むと「ホテル オランピア」をイメージしたベッドルーム！ ベッドの上にはオリジナルのブランケットや、ルームシューズが置かれていました。
世界各地にある有名ホテルのヴィンテージの灰皿（アクセサリー入れにも良いと思います！）も販売されていました。作り込まれたロマンティックな空間、そして、壁にかけられたビーズのアートワークの数々は、初めてあのバッグを見たときのときめきを思い出させてくれました。
オリジナルグッズの受注販売も行っているのですが、このときめきをすぐに持ち帰りたい！と思ったので、こちらのナプキンセットを購入しました。「ホテル オランピア」と書かれたキュートなケーキと、イングリッシュブレックファストのプリントがあまりに可愛い……。使うのがもったいないので、自宅の花瓶の下に置いて、インテリアとして飾ろうと思います。オランピアファン必見のポップアップイベントは3月5日まで開催されているので、ぜひチェックしてくださいね。
ファッションとビューティ担当。K-POPを始めとする韓国カルチャーにお熱。茶碗蒸しと無花果の香りが好き。
実家で暮らす柴犬が親友です。
