結局何年も着ているコートって、いかにちょっとした「プチストレス」がないか、ということだな、という結論に行き着きました。つまりは、着心地なのですが、「軽くて暖かい」はもはや技術が格段に進化した今は当然とも言える領域・・・。そこを超える着心地とは「細部への気遣いにあり!」と、まるで雷に打たれたように、ヘルノのこのアウター(税込185,900円)に袖を通した時に気がつきました。
まず注目していただきたいのが袖の部分。ベルスリーブのシルエットを描きながらも、親指を通すタイプのインナーカフがついていて裏地の生地にドッキング。外から風雨が入ってこない仕様になっているんです。これなら袖口から冷たい外気が入って来て手元が冷える・・・ということはまずないですし、自転車に乗ってるときなんかも無敵じゃないでしょうか。
さらに、スタンドカラーにはフードが内蔵されているので、突然の雨で「傘を持ってない!」なんて時にも安心。本体に採用されている生地が、撥水・防風性の高いゴアテックスなのも心強い限りです。
そして・・・スナップボタンでサイドのベルトループに固定できるようになっているウエストベルトがいい仕事をしてくれるではないですか!
これを見て、コートのウエストベルトを閉めない時の処遇がストレスだったのは私だけじゃないんだな、と確信しました。私はいつも左右のポケットに両端を収納して、たるませている派なのですが、時々ポケットから元気よく飛び出していて、気がついたら数メートル引きずっていた・・・なんてことも時々。でもこれならそんなことはないでしょう。この気遣いには「ああ、すべてのウエストベルトにこの機能があったなら・・・」とすら思いました。
最後にぜひ付け加えたいポイントとしては、ダブルジップになっていること(ジップ部分も実は止水仕様になっています)! 首回りはしっかり防寒したいけど、電車の中では全部閉じた状態では暑い・・・なんて時に写真のように首回りだけジップで閉じて、下は開けて抜け感を出しつつ気温調整もできる。ダブルジップの仕様自体はよくあるのですが、特にダウンにはありがたい。スタイリングにも変化がついてファッションとしての機能も素晴らしいと改めて思いました。
シルエット良し、軽い、暖かい。この3つのハードルを軽々と超え、ネクストステージの着心地を体感できるアウターにヘルノで出合えました!