3月も半ばに差し掛かって、ようやく春めいてまいりました〜!街中にあたたかい光が満ちていくようで、毎日ルンルンで過ごしております。この春らしい陽気に合わせて、フレグランスも衣替えしたい…!ということで、本日は超私的 【春フレグランス】をお届けします。
季節を問わず、ジャスミン系のホワイトフローラルな香りが好きな私。中でも特に「春につけたい!」と思うのが、ディオールの「ジャスミン デ ザンジュ」(40ml ¥14,850〜)。まろやかな甘さがふわぁ〜っと風に溶けていくようで、まさにピンク色の春風のイメージ!まるで金平糖のように、ぱちぱちっと砂糖が弾けていくような、軽やかで上品な甘さにキュンとします。
ジャスミンの花は収穫シーズンを終えると、クリーミーな甘いアプリコットのような香りを放つそうで、その香りを再現したこちらの香水。他のジャスミン系のフレグランスとは一味違う、フルーティーな濃厚さが魅力!
「甘すぎるくらいがちょうどいい。糖度100%でいきたい!」という春の日につけたいです。
お次はグッチの「フローラ ゴージャス ガーデニア」(100ml ¥20,020)。こちらは何よりパッケージの春らしさに胸キュン!♡GUCCIのフラワーパターンに彩られて、アイコニックな価値もある逸品。愛でて飾って楽しみたい、春フレグランスとしてランクインさせました。
香調は、ホワイトガーデニアの明るく豪奢な香りをベースに、ジャスミンが爽やかに匂い立つハーモニー。「春のよく晴れた日の、お花畑の日光浴ってこんな感じだろうな…」と想像を掻き立てられます。
ラストは私が最も好きで通年愛用している、セリーヌの「ランボー」(100ml ¥33,000)。名前の通り、フランスの詩人 アルチュール・ランボーがモチーフになっていて、まさにランボー作品の世界をそのまま香りに閉じ込めたかのよう!若さゆえのどこまでも駆けていくような疾走感、と同時に絶望にも似た物憂さもあって、その独特の危ういロマンティシズムを隅々から感じられます。
“幼少期と成人期の間にある宙ぶらりんの状態の脆弱性”が表現されているそうで、そこもとてもエディ・スリマン的…と思い、愛が止まらないのです。
香りそのものは、ラベンダーやネロリの爽やかな香調。季節を問わず使いやすいですが、中でも特に春〜初夏にかけての香りだなと思います。
プッシュして広がるイメージは、新緑の草原…!ところどころにシロツメクサなんかが咲いていそうな、爽やかで可愛らしい初夏の景色が思い浮かびます。けれどそれだけで終わらないのがこの香水の魅力。草原の先には紫色のラベンダー畑が広がっていて、そのあまりの濃厚さから、アンニュイな影すら感じます。そこにアイリスやウィートアコード、ムスクの苦味が加わって、ぐっと大人の印象に。爽やかなんだけれど、気だるさもある……唯一無二の世界観。
言うなればまさに、“青い”春の香り。甘いだけじゃなくてほろ苦い、青春をも思い起こさせる詩的なフレグランスです。
3月13日からようやくマスク生活にも別れを告げることですし、春爛漫の香りを“鼻いっぱい”、吸い込みたいと思います!
シンプルだけれど一癖ある服を求めて三千里。日々、モードを追いかけています。淡水パールと洋梨が好き。