むぎゅっとクリームが詰まったサンドにかぶりつくと、ジューシーなマンゴーからフレッシュな果汁が溢れ出てくる……。ああ、幸せの味とはコレか、と思わず目を閉じて堪能してしまいました。
見た目も大変麗しいフルーツサンドは、新SUNのもの。ちょっと贅沢したい気分だった休日に、三軒茶屋の店舗で購入しました。ふっくらとしたサンドが並ぶ店内から、フルーツサンドの専門店? と思っていたのですが、調べてみると佐賀県を拠点とした果物の専門店のよう。この事実を知って、心の中で「なるほど!」と膝を打ちました。なぜなら、とにかくフルーツの「今、ここが食べドキ」の見極めがピカイチだから。サンドにかぶりつくと、リアルに果汁が溢れ出てきます。私がこの日食べたのは、宮崎の完熟マンゴーを使用したもの。口の中でとろけるような舌触りと、予想を超えてくる糖度の高さに目が覚めました。目いっぱい熟したフルーツは、まさにごちそう。自然の恵を享受しているような、豊かな気持ちにさえなってきます(笑)
そして秀逸なのが、この宝石のような果物をふっくらと包み込むクリームとパンです。みずみずしい甘みを決して邪魔せず、むしろ優しく引き立てるような2層はまさに名脇役。脇役と言いつつ、3つ全てが相まって完成する満足感なので、3要素とも主役として讃えたい……。そんなことをあれこれ考えながらサンドを頬張る時間は、至福以外のなにものでもありません。
お互いにうまみを引き立たせる幸せの相乗効果に感動し、食べ終わるころにはすっかり新SUNの虜に。同日、なんと同じお店で”追いサンド”してしまいました(こんなこと初めて!の大感動です)。
「これは夜のお供に♪」と購入したのは、お芋バージョン。お芋のサンドイッチってこれまで食べたことがなかったのですが、実はずっと気になっていたんです。分厚いさつまいもがみっちりと収まったビジュアルに圧倒されつつ、かぶりつくとやはりその糖度の高さに驚きます。少しねっとりと熟したお芋の風味が口いっぱいに広がり、すごい食べ応え。おやつにもぴったりですし、ボリュームがあるのでモーニングにもよしの一品でした。
これから何かのご褒美とかこつけ、通ってしまいそうなほど心を掴まれている新SUN。みなさんも機会があれば是非立ち寄ってみてください。