もともと文字を書くことが大好きで、社会人になりたての頃は仕事内容をノートにまとめたり、スケジュール管理も全て手帳で行っておりました。それが、ここ数年で仕事の効率化を図った結果、多くの作業をデジタル移行。近頃はペンを握って何かを整理する、ということがめっきり減っておりました。
そんな私だったのですが、先日瀬戸内海の豊島へ旅に出たときに素敵な風景を目にしました。ランチを食べに食事処で並んでいたところ、前の席にいたのは日本へ遊びに来たのであろう海外の女性。豊島はアートの島として有名ですが、彼女がバッグから取り出したのは、ミュージアムショップで販売されていたポストカードでした。切手を取り出しカードに貼っているなと思ったら、店先で、誰かに向けて文字をしたため始めたのです。「所作」という言葉はこういう行為を指すのだろうなと感じ入るほど、とても丁寧で、真心を感じる美しい姿でした。それはもう惚れ惚れとしてしまうほど。そんなこんなで、自分も旅先で誰かを思って手紙を出してみたい、という願望とともに、“書く“という行動をもういいちど取り戻したいと心に決めました。
周囲の人の着こなしが気になって仕方ない私服ウォッチャー。
街でも目を光らせています。ミニマルで、少しひねりのある服が好きです。


