ちょうど去年の夏、いよいよ耐えきれない暑さがすぐそこに来ていると感じ、東南アジアや南アジアの民族衣装に、猛暑を乗り切るヒントがあるんじゃないかと漠然と思っていました。だからといって、真剣に探すわけではなく、誰かと相談するわけでもなく、気づいたら1年が過ぎ……。今年も手持ちの薄い服で誤魔化していたのですが、うれしいことに、猛暑のモードの大正解を見つけることができました！
郵便受けに入っていたのは…
先日親友から数か月遅れの誕生日プレゼントが郵送されてきました。郵便受けに入っていた封筒には、めちゃコンパクトに畳まれた派手柄の布が入っており、広げてみるとそれはパンツだったんです。しかもインドのシルクを使ったもので、まずその軽さと薄さに驚きました。
カラフルな刺し子もかわいい
「pokipcee（ポキプシー）」というタグを頼りに調べてみれば、西荻窪に店舗を構えるアパレルショップのもの。インスタグラムを拝見しますと、店主がインドやウズベキスタンから仕入れた生地を使って制作したワンピースやパンツなどが並んでいます。中でもカラフルな生地とビビッドな糸との組み合わせが個性的な「シルク刺し子パンツ」が定番のよう。私の手元に届いたパンツはまさにそれ。
これぞ猛暑の救世主パンツ！
これぞ私が求めていたアイテムではないかと感激し、急ぎ試着してみたら、さらなる感動が。
すっごく、すっごく、涼しいんですよ！！ デニムだとジワリと汗ばむ気温も、さらさら～と布と肌の間に常に風が通る感じで、心地いい。しかも、派手柄なので、プレイフルなオシャレ心も刺激されます。秋まで、このパンツ以外もう履きたくないかもしれない。さすが20年来の親友。以心伝心しちゃっていました！ やっぱり、インドのシルク生地は猛暑に効果的ですね。
軽くて、薄くて、涼しい。この3拍子が揃った猛暑の救世主的パンツが突然やってきて、8月のおしゃれが楽しくなってきました！
顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。
