もはや顔の一部です ルージュ ココ 494 ¥5,940 皆さんは「これぞ私のベーシック!」というリップスティック、ありますか?私にとっての定番は、シャネルのルージュ ココの494番。ダークチョコレートのような色味のこちらを、かれこれ4年以上リピート買いしています。トレンドにかかわらず、ダークな色味をリップに持ってきてアクセントにするのが好きです。もはやこのカラーなしでは自分の顔が自分でないように思えるほど、メイクアップには欠かせないアイテム。 おいしそうなチョコレート 色名はアトラクシオン こういったディープレッドは青みが強いものが多いのですが、こちらは黄み要素も感じるブラウン寄りの深紅なので、肌なじみがよい。テンパリングしたつやつやのチョコレートを一口味見したような仕上がり。ルージュ ココならではの控えめな光沢感も日常に取り入れやすく、シーンを選びません。マットすぎると怖くなるし、ツヤが強すぎるとパーティガールになってしまう。そのぎりぎり中間の、ほどよく抜け感のあるテクスチャーなんです。 ひと塗りでどんな洋服にも勝る洒落感 この端正な佇まい、タイムレス たとえばTシャツにチノパンのような、今日はおしゃれ休館日です、みたいな日にもこのリップさえまとえばたちまち洒落た雰囲気が出るので不思議。モードな人は得てして化粧が薄いものですが、このリップだけはプラスオンすることであか抜けた印象を全身にもたらせてくれる「例外コスメ」と言っていいでしょう。ほかにもさまざまなバーガンディーカラーを試しましたが、どうしてもこちらに戻ってきてしまいます。それはやはり別格のシャネルさんだからこそ成せる、タイムレスなものづくりによるところ。どうか廃盤になりませんようにと祈りながら今日も494番を塗って仕事に行ってきます。 色と輝きが織りなす、CHANELのヘリテージ ツイードのドレスをまなざしに | SPUR 2024年11月号 35周年記念号の表紙をシャネルのルックをまとった小松菜奈さんが飾ります! - 2024年11月号MAGAZINE(雑誌) | SPUR エディターITAGAKI ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。 記事一覧を見る