10月、出張で上海に行きました。10年ぶりの上海、フリータイムはわずかでしたが最新カルチャーに触れたい! と中国シーンを深掘りした企画を担当した編集SAKURABAに聞いたところ「to summerのショップは市内にいくつか店舗があるのでどこか覗けるといいと思います!」とのアドバイスが。Instagramのブロードキャストでレポートしたセレクトショップをチェックした後、訪問しました。
中国カルチャーをけん引するフレグランスブランド
to summer(观夏)は中国発のフレグランスブランド。中国茶や竹、菊、松といった“東洋ならではの香り”をコンセプトにしたフレグランスアイテムを提案しています。伝統文化を取り入れつつもモダンなエッセンスが光る世界観が若い世代を中心に熱い支持を集め、国内のフレグランスブームをけん引する存在に。最近では世界的にも注目を集めています。(創設メンバーの一人であるShen Li(沈黎)さんのインタビューもぜひご一読を!)
私が訪問した外灘の店舗は同じく中国のニューカルチャーをけん引するカフェやショップが並ぶエリアにあり、洗練された空間。湖南路にある1930年築の邸宅を改装した店舗も気になりましたが、時間がない中での訪問だったのでコンパクトで見やすいところも良かったです。
お土産にも最適な練り香水に一目ぼれ
店舗を巡りながら、気になるアイテムがいくつもあったのですが問題は荷物の容量。2泊3日の出張だったため最軽量のトランクで来てしまった私。あまり大きいものは入らない……とうんうん唸っていたところ、店員の方が素敵なアイテムを薦めてくれました! それがタブレット型のソリッドパフューム。クリーンな白のケースをスライドさせると練り香水がお目見えする逸品です。
8種のラインナップから私は颐和金桂という金木犀を主原料とした香りをセレクト。金木犀の香りは数年前から流行していますが、個人的な好みよりも少し糖度が高いものが多く手にしてこなかったんです。でもこちらはto summerならではの解釈でビターなニュアンスもある。さらに日本未上陸のため人とかぶらないこと、ソリッドパフュームならではの優しい香り立ちも気に入ってすぐに購入。ちょうど友人へのちょっとしたギフトを探していたので自分用と2つゲットしました。
日本でもヒット確実。上陸も近いのでは?
モダンでクリーンな世界観はパッケージに至るまで徹底されていて、手にするだけで気持ちがいい。引き算の妙を感じるデザインながら、フレグランスためのマイクロバッグがついた心遣いにも美学を感じます。
どんなスタイルにも馴染むプロダクトは、日本でもブレイク必至。既にフレグランス好きな皆さんには話題のブランドなので上陸も間近かもしれません。
ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。