例年よりもゆったり過ごすことができる2024-2025年のお正月休み。予定がなく「何をしようか?」なんて考えている方におすすめしたいイベントが現在、グランフロント大阪にて開催中です。
日本のおやつに触れる、やさしい時間
2023年にATELIER MUJI GINZAにて開催されていた『愛すべき日本のお菓子』展が2025年1月19日まで、大阪へ巡回中。日本の食文化のひとつであるお菓子に注目し、シンプルな素材でつくられた日常のお菓子の豊かさを発信する企画展です。
既に東京で足を運んだ方も多いであろうこちらは、我らが長尾智子さんと全国お菓子屋さん協力のもと、日本各地で愛されてきた“ふだんのおやつ”が展示されています。写真や映像、言葉による展示なので基本的にはここでお菓子を買ったり、食べたりすることはできませんが「子どもの頃によく食べたな」、「おばあちゃん家で出してもらっていたな」なんてお菓子と出合う時間は、忙しない日常生活を過ごす私たちの心をほっと和ませてくれる。それにどんな年齢、どんな世代の方でも関わりのあるトピックなので、誰と出掛けても楽しい内容となっています。
眺めるだけで楽しい、お菓子図鑑は永久保存版
会場では「お菓子の図鑑」が無料で配布されているのですが、こちらが“おやつ部”の皆さん必見の完成度。全国津々浦々から選抜されたお菓子が並んでいて、眺めているだけで楽しい冊子となっています。さらにそれぞれのお店の方のコメントによりお菓子の由来を知ることができるほか、長尾さんによる解説&そのお菓子におすすめの飲み物まで記載されていて永久保存版の内容に!
親戚や友人同士の集まりに持参して、みんなでこたつに入ってお菓子を眺めながらおしゃべりしたら、最高のお正月休みが過ごせるのではないでしょうか。(そのうち和菓子が食べたくなりますので、おやつのご用意を忘れずに……)
再会したお菓子を、また手に取るのも楽しい
展示に出かけた後は、ここで出合ったお菓子を買いに出かけたり、お取り寄せするのも素敵。私も先日、紹介されている【えがわ】の水羊かんを購入しました。
父の出身地である福井県で愛されている、子どもの頃から慣れ親しんだ名菓。黒砂糖、ざらめ糖、こしあん、寒天というごくシンプルな材料で仕立てられた羊羹は素朴で、軽く、食べ飽きない味なんです。添加物が入っておらず糖度が低いため、“甘すぎる甘いもの”を摂取すると食べ疲れてしまう私にも親しみやすい。寒い冬に暖かい部屋の中でよく冷えた水羊かんを食べる、そんな贅沢を久しぶりに味わってみたら最高でした。
関西近郊にお住まいの方、もしくは帰省の予定がある方はぜひこの展示から素敵なお菓子に出合う旅に出かけてください。基本的にお菓子を知るための展示ですが、期間中は数量限定で「週替わりのお菓子」が販売されているほか、Cafe & Meal MUJIでは素材を活かした展示限定デザートも味わうことができるそう。おいしく、やさしい冬の時間があなたを待っています。
『愛すべき日本のお菓子展』
時間/
11:00 ─ 21:00
* 営業時間・休館は、店舗に準じる
開催場所/
グランフロント大阪 4F Open MUJI
〒530-0011
大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 ショップ&レストラン北館2-4F
入場無料
ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。