春を待ちわびる気分をリップから
暦の上では立春が近づいてきましたが、朝晩はまだまだ厳しい寒さがこたえますよね。帰宅途中に何度、昼間の暖かさはなんだったんだ......と思ったことか。それでも、日中ぽかぽかしている時間帯に外出すると、何となく春の訪れを感じる今日この頃。店頭に並ぶシアー素材の洋服や、駅に貼られた花畑のポスターを見るたびに来るべき季節への憧れを募らせています。
さすがにシフォンのワンピースを着るにはまだ早いですが、心待ちにする気持ちがはやり、新しいメイクアイテムを購入してみました。イヴ・サンローラン・ボーテのラブシャインリップスティックです。
ひと塗りで顔を華やかに
多くの方もそうだと思うのですが、リップを買う時にはカラーと質感、塗りやすさを基準に選んでいます。それでも三点をきれいに満たしてくれる一品は、なかなか見つからないもの。カラーは好きだけどちょっとパサパサするな、塗りやすいけどテカテカしすぎているかも、といった悩みに陥ってしまい、いつも探すのに難航してしまいます。それでも、このラブシャインリップスティックは全方位カバーしてくれるすぐれものでした！
まず、私の選んだカラーは122 キャラメルスワール。イチジクのようなブラウン味のあるレッドです。最初はちょっと渋い色なのかなと思ったのですが、塗ると顔色をパッと明るく見せてくれる華やかなカラー。はっきりとした発色でありながら、少し落ち着いたトーンなので肌から浮かずにしっかり馴染みます。
テクスチャーは、なんといってもとろけるようなツヤ感がピカイチ。それでいて不快なベタつきはないんです。フルーツオイルが配合されており、ちゅるんとしたフレッシュな質感を出してくれるところも春らしくて気に入っています。
重ねれば印象チェンジも
そして、するすると滑るストレスフリーな塗り心地も魅力の一つ。薄膜を作っているような感覚で、多少乾燥している唇にそのまま塗ってもピタッと密着してくれます。加えて、重ねると色や透け感がまた違ってくるのも嬉しいポイント。一度塗りだとシアーでピュアな印象に。三回ほど塗ると、地のリップカラーをしっかりカバーし、きちんと感のある顔を作ることができます。一本でさまざまな表情を引き出せる、優秀アイテムなのです。ちなみにSPURで2024年上半期のベスコスも受賞しています。
昨年3月のリニューアル後、度々あのコスメが良い！ という声を耳にしてきたのですが、やはり噂に違わずの名品だったことを実感。新たなリップを手にして、春への期待もさらに膨らみました。みなさんも新たな季節に向けて、唇からプチ衣替えしてみてはいかがでしょうか。
首元にひと癖ある服に惹かれがちなモード1年生。 韓国カルチャーからぬいぐるみ、グルメまでミーハー心の赴くままにウォッチングする日々を送っています。
