【ガブリエラキス】の色石リングが、心を癒すお守り

毎日身につけるわけじゃないけど、とても大切なジュエリーがあります。大切だからあえて毎日身に着けない、という方が正しいかもしれません。8年程前にプレゼントでもらったガブリエラキス(Gabriella Kiss)のリングは、緊張する日や疲れている日に手に取るお守りのような存在です。

彫刻を学んだデザイナーによるジュエリー

ガブリエラ・キスはニューヨークで彫刻を学んだ後、テッド・ミューリングのもとで研鑽を積み独立したジュエリーデザイナー。自身の名を冠したブランドは、自然物の美しさを最大限に表現するために非常に薄い枠でかたどった、天然石を使ったリングやピアスで知られています。日本では恵比寿のSOURCE objectsなどで取り扱いあり。私も「誕生日プレゼントはガブリエラ・キスのジュエリーはどう?」という提案のもとこちらに連れて行ってもらい、その中から心に留まったリングを選びました。

オパール、サファイア、ルビーなどそれぞれの石に合わせてカッティングが異なる多様なデザインから選ぶのは至難の業では……と向かったものの不思議とすぐに決まって。ジュエリー好きの皆さんが“石に呼ばれる”というのはこのことか、なんて思う体験でした。

Gabriella Kiss ring ガブリエラキス リング
ガブリエラキスのリング、当時の価格で¥80,000ほどの価格でした。
Gabriella Kiss ring ガブリエラキス リング
裏面のフォルムも美しいリング。ロゴと18Kの刻印が。

ヒーリング効果もあると言われる、グリーントルマリン

私が選んだのはオーバルカットのグリーントルマリンがきらめくリング。それまで色石のジュエリーは持っていなかったのでいきなり派手な色はちょっと気恥ずかしい、さらに個人的に甘くないデザインを好む私にとって、落ち着いたグリーンは理想のカラーでした。

グリーントルマリンは古来から豊かさと繁栄、精神の安定などをもたらすとされている石。あまりスピリチュアルな感性は持ち合わせていないのですが、新緑を映したような柔らかな色味を眺めていると確かに落ち着く。そしてとあるアーティストへの取材前で非常に緊張していた日に、たまたま身に着けていたこのリングを眺めていたら緊張が和らいだ経験から、以来お守りのような存在に。(さらにその取材が上手くいったことで個人的なジンクスが爆誕)。そのためあえて“いつも一緒”ではなく、疲れている時期や緊張を伴うイベントなど“心を落ち着かせたい日の相棒”として頼りにしています。

gabriellakiss ring ガブリエラキス リング 着用
コロンとした楕円形の小さなグリーントルマリンに胸ときめきます。

肌馴染みがいいのに華やか、だから使いやすい

繊細なゴールドに色石が添えられたリングは、他のジュエリーと合わせても好相性。それでいて色の存在感があるので、身に着けるだけでしっかりと手もとが華やぐ。このスタイリングのしやすさが、ガブリエラキスのジュエリーが多くのファッションラバーに支持されている理由ではないでしょうか。

「別の石も購入して重ねづけを」とのんびり考えているうちに円安の影響もあり価格はずいぶん上昇してしまいましたが……。パワフルな色石のジュエリーはやっぱり素敵。コツコツ貯金しつつ“いつか”を夢見ています。

gabriella kiss ring ガブリエラキス リング 着用
ある日はカルティエのトリニティとスタイリング。ボリュームのあるリングにも負けない存在感。
エディターHAプロフィール画像
エディターHA

ワードローブの中心はデニムとメンズのシャツ。『スターウォーズ』シリーズに出てくるイウォークに似た犬と暮らしています。

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