【ジョンスメドレー】の黒タートルが、人生でいちばん着る服だと思う

今年もあと少し。毎年この時期になるとクローゼットの整理をしながら「いちばんよく着た服」と「一度も着なかった服」について考えるのですが、この10年ほど「いちばんよく着た服」のトップ5に必ず入っている服があります。それがジョンスメドレーの黒いタートルネック。10年ほど前に購入してもう数百回着ていますが、着るたびに「好きだなー」と思う服です。

タートルネックが好きで冬になるとほぼ毎日着ているので、「これだけよく着るのだから大人としていいものを買おう！」と思い切ったのが10年ほど前。迷うことなくずっと憧れだったジョンスメドレーを手に取りました。言わずと知れた イギリスを代表するニットウェアブランドであるジョンスメドレーは、名誉ある英国王室御用達の証「Royal Warrant」の称号も取得している唯一無二の存在。

そのブランドのアイコンのひとつが、タートルネック長袖ニットプルオーバー「LEVINE」です。様々なタイプのタールネックが展開がある中で、 いちばん王道ともいえるのがこちらのモデル。ハイゲージの30Gニットと、ジョンスメドレーの中ではやや薄手で少しだけ透け感のある上品な質感。メリノウール100％のため見た目の美しさ、さらに着心地の良さも格別な1枚です。

このタートルを手に入れるまでは「黒いタートルなんてどこも一緒だよね？」と思っていたのですが、一度ジョンスメドレーに袖を通してしまうともう戻れない。質感、シルエットどれをとっても美しくて、自信をくれる。もちろん他のブランドのタートルも持っているのですが、鏡の前に立つとやっぱりジョンスメドレーがいいなと思ってしまう。それで着替えたことが何十回とあります。

ジョンスメドレーではより女性にフィットしやすい「AOFIE」や「LETTY」といったタートルネックも展開しているのですが、私はユニセックスで使える「LEVINE」のSサイズを溺愛しています。いちばんの理由は程よいカジュアル感があり、タートルネックと同じくらい愛しているデニムに似合うから。それにタイトなものだと1枚で着る時にあまりピタッとしていると気恥ずかしいし、年齢的に体の“アラ”も目立ちやすい。その点このモデルは少しだけゆとりがあるので、安心して1枚で着られるのが素晴らしい。購入したのは30歳になってすぐの頃でしたが、40歳になった今、その威力を再確認しています。

私の購入時よりも価格は上がっていて今やこのニットは5万円オーバーのプライス。ごくベーシックなニットにその値段は……と思う方もいるかもしれないのですが、先にお伝えした通りその着心地やルックスは唯一無二。大げさでなく、毎年寒い季節がやってきて久しぶりに袖を通すたびに「やっぱりすごい！好き！」と心が震えるアイテムです。

さらに10年前から10月～3月までの半年近くの期間、必ず週1～2回着ていますがまだまだ現役で着られていることを考えると、コスパは決して悪くないと思います。（ちなみに私はこのタートルへの愛が深いので、このニットだけは必ずクリーニングに出しています。がんがん着ていても、クリーニングから戻ると美しい風合いがカムバックする。不死鳥ぶりにも拍手！）

個人的に“永久定番”だと思うこちらのニットは2025年最後でも、2026年最初でも記念すべきタイミングのお買い物にふさわしい逸品。ずっと使える1枚をお探しなら、ぜひ投資を検討してみてください。