編集長NAMIKIベストバッグ賞に乗っかって、私も2023年買って大正解だったバッグをご紹介します。長らく、ミディアムサイズのバッグが欲しかったんです。最低限のものが入るミニバッグは何個か持っていて、書類などがフィットする大きめバッグもいくつかあります。でも、その中間があると意外と便利なのでは!? と思うように。"ミディアムサイズ"や"その中間"の概念が曖昧かつ、説明が難しいのですが……簡潔に言うならば”必要最低限のもの”に加えて、”あると嬉しいもの”が入るってことです。具体例を出すならスマホ、財布、鍵、リップの必需品に加えてコスメポーチや充電器、単行本やできれば200mlサイズのペットボトルも入る、くらいの大きさです。伝わりますでしょうか。
理想の大きさ&洗練の横長ルックス
さて、そんな絶妙サイズを数ヶ月間ゆるーく探していました。いくつかのバッグが候補にあり、オンラインで眺めたり店舗へ実物を見に行ったり。そこでまさに理想的だったのが購入したThe RowのE/W(イーストウェスト) Top Handle Bagです。ザ ロウといえば、マルゴーが不動の人気ですがその他の型もデザイン性と機能性のバランスが最高なんです。このE/Wも一見なんてことないシンプルなルックスですが、素材の良さと細部に感じる洗練された面持ち、そしてアノニマスなデザインの使いやすさ……。どこをとっても自分のどストライク! とはいえ、なかなかのプライスですので、"もう少し安くて気に入るデザインがあればそっちにしよう"と、”理想系”としてステイさせつつ、すぐには購入しなかったんです。でも、一度ベストに出合ってしまうと、他を見てもピンとこず。結局、自分史上最高額プライスのバッグにビビりつつも、これ以上のものは見つからないだろう! 腹を決めて買ってしまいました。(バッグ探しの旅にやや疲れていたのもあります笑)
悩んだ末の購入でしたが、結果は大正解。日々「あの時買ってよかった〜」と思いながら使ってます。さて、前置きが長くなりましたが、バッグの特徴をご紹介しましょう。まずは、名前の”イーストウェスト”が象徴するように横長なフォルムがアイコニック。トレンドの形だけあって、手にするとたちまち持ち姿が洗練されて見える効果を実感しています。至極シンプルな服を着ることが多いのですが、このバッグ一つで今っぽい雰囲気が出せるところも重宝しています。と、同時にブラックのスムースカーフレザーが醸すタイムレスな美しさも備えているので、オフィスから休日のお出掛けまでシーンを選ばずに使えます。カラーと素材の組み合わせは複数展開あり、もう少しカジュアルな印象のグレインレザーや、ヴィンテージっぽいムードも楽しめるスエードも素敵なんです。ブラックのスムースカーフレザーは、言わば一番クラシックな組み合わせかもしれません。ほんのりとツヤをはらんだ、なめらかな面にはうっとりしますし、初めて触れた時、あまりの柔らかさと滑らかさに驚きました。いや、使い出して数ヶ月経ちますが今でも「わ、なんて上質!」とびっくりすることも(笑)。正直スムースカーフレザーは、傷が目立ちやすく、最初にどこかで擦った時は、ギョッとしました。でも、徐々にそれも味として受け入れることができ、むしろピカピカしているより、使い込んでる方がかっこいいのでは? と思うようになったので、毎日の通勤にガシガシ使っています。
人間工学に基づいたシルエットと持ちやすい長めのハンドル
ブランドの人気シリーズ「Half Moon」バッグと同様に、人間工学に基づいたシルエットが採用されています。持った時にすごく自然に体に添い、肩に掛けても腕に引っ掛けても負担が少なく感じます。ハンドルは、細長いチューブ状でグリップの良さもお気に入り。適度に長さもあるので、冬の”アウター着るとショルダーバッグを肩にかけられない問題”も解決です!
最後に収納力をチェック!
冒頭でも触れたように、最小限のもの+あると嬉しいものが入るサイズ感を実証して見ました。写真にあるのが普段私が入れているアイテムたちで、これでもまだ少しスペースに余裕があります。個人的に、小さめのドリンクが入るのがとっても嬉しい! 横幅33cmなので頑張れば500mlのペットボトルも入ります。口がジッパーでしっかりと閉まるのも安心ポイントです。ジッパーの端は、内部にしまうこともできるのですが、私はぴょんと外に出してラフな雰囲気を楽しむのが好きです。内側にはポケットが3つ配されているので、そこにミラーやリップクリームなど細々としたものを収納できます。
使っていながら日々新しい魅力を発見している最中ではありますが、間違いなく今年一番買ってよかったアイテムです!