【秋田・新玉川温泉】秘湯限定販売のクリームで、自宅温泉スキンケア

温泉王国の青森県・秋田県と、近郊秘湯スポットの山梨県に行ってきました

取材したのは、いずれ劣らぬ名湯揃い。大地の奥底から湧き上がってくる温泉の不思議と、出会う人々の温かさに触れる旅でもありました。出張から帰ってきた自分の肌が、近年稀に見るほどぷるぷるだったことにも驚愕です。ああ、タイムリープしてずっと温泉に浸かっていたい……。

秋田限定販売の「玉川温泉」のエモリエントクリームをお土産に

なかでも秋田県の新玉川温泉は、その効き目が強烈に印象に残っている秘湯中の秘湯です。塩酸を主成分とした強酸性の泉質で、ラジウムを含有。最初に入った時はお肌がピリピリとした刺激に包まれ驚きました！　じっくり浸かるうちに体が芯から温まってきて、湯上がりはぐっすり、翌朝は頑固な疲労がふわっと抜けたような実感が。実際、厚生労働省の定めた基準を満たした「温泉利用型健康増進施設」でもあるため、医療機関と連携した本格的な温泉療養が可能だそうです。

再訪するならぜひ連泊して湯治をしたい！　と、去りがたい気持ちでいたところ、宿の方にお薦めいただいたのがこちらの玉川温泉オリジナル「玉川美人エモリエントクリーム」です。地元化粧品メーカー・ユゼと共同開発を行った自信作で、玉川温泉で働く女性社員の方々が何度もテストを行なったそう。

クリームには、秋田名物のじゅんさい、米、ソメイヨシノの３種に由来する保湿成分を配合。手触りはフルフルとみずみずしく、確かにじゅんさいのあのつるりんとした食感を思わせます。強い酸性の玉川温泉の泉質とは対照的に、ソフトでマイルドなつけ心地。湯上がりの温まった肌につけるとすっとなじんで気持ちいい。

そしてなんとこの商品、「秋田限定販売」……！

玉川温泉、新玉川温泉の売店で取り扱いがあるのですが、通販はなし。現地に行かないと手に入らないのです。つけるたびに温浴後のリフレッシュ感を思い出しつつ、「はァ、また行きたい」……旅情が募ります。十和田八幡平国立公園内に位置し、湧出口の近くにある玉川温泉は冬季休業ですが、姉妹施設である新玉川温泉は冬季も営業中。今ごろは雪に包まれた森林の景色が美しいことでしょう。客室も快適で、食事も秋田名物がたっぷりのビュッフェ方式。書いているうちに、今すぐにでも訪れたくなってきました。