気分はパリジェンヌな【Sézane（セザンヌ）】のレザージャケット

フレンチシックなブランドで春アウターを

今、パリで訪れたいショップの一つがセザンヌ。華やかなデイリーウェアが手に入るブランドとして、パリジェンヌにも愛されています。先週までパリ・ファッションウィークへ行っていたのですが、セザンヌの展示会にもお邪魔しました。　

お披露目されていたのは、この春夏の新作アイテム。ブランドのスピリットを反映する、シックでエレガントな"パリらしい"ワードローブに加え、ほんのりボヘミアンテイストも目立ったコレクションでした。中でも今季の注目は春アウターとのことで、トレンチコート、スエードジャケットなどバリエーションも豊富。私は、一際目立っていた、美しいカラーのレザージャケットに惹かれました。

ヴィンテージのような風合いに惹かれて

アイテム名は、Marlys ジャケット。柔らかなラムレザー製による、軽い羽織り心地は、これからの季節のアウターとして最適。一見ハードなレザージャケットですが、ノーカラーが上品さを添えています。このジャケットをスペシャルにするのは、やっぱりカラー！　栗色と呼ばれる絶妙な赤茶で、実際にスタイリングしてみると思いのほかどんな色ともマッチします。ボトムがデニムでも、黒のスラックスでも。インナーが白いブラウスでも、グレーのニットでも。さっと羽織るだけで、こなれたムードを醸し出せるのはさすがのフレンチブランド。ボタンの風合いや、レザーの質感から感じられるヴィンテージライクなムードもツボです。

新鮮なシルエットで、気分一新

もう一つ特徴的なのは、コンパクトなサイズ感です。ここ数年、アウターはオーバーサイズがイケてる！と信じて止まなかったので、”ジャスト腰”の短めな着丈が新鮮！　さらに前ボタンを閉じると、レザーがピシッと体に沿い、身が引き締まる。ボトムにはゆったりとしたワイドパンツを合わせると、コーディネートに緩急がついて、最高にかっこいいです。一つ、着こなしのバランスを変えるアイテムがワードローブに加わると、たちまちおしゃれの幅が広がるから不思議。もう少し暖かくなったら、Tシャツの上からラフに羽織って、パリジェンヌを気取りたい！それでオープンテラスのカフェへ行きたい！　

このジャケットを出発点に、次はブランドの人気アイテムであるニットや、ブラウスも試したい。日本からオンラインでも購入できますが、パリの店舗で買う特別感も味わうのが理想です。