「化粧水はパシャパシャ使える安いやつで大丈夫、その分美容液やクリームにお金をかけたほうがいい」説、ありますよね。ですが今、私は「洗顔後の肌に最初につけるものこそ大事なんじゃないか」説を推したい。SHISEIDOのオイデルミンエッセンシャルローション、ちょっとひるむ値段ではあるのですが……こんなに肌治安が守られるなら、全然いい、全然出したいと思える大好きなアイテムになりました。
出合いはSPURに異動したての2023年ベスコス
この商品との最初の出会いは二年前の本誌ベスコス企画。この頃大学生向けの雑誌から異動してきたばかりの私は、モード誌のベスコス企画を目の当たりにし、大学生と大人には支持するスキンケアにこんなに差があるんだなあと深く実感（当たり前）。自分自身はとっくにいい大人なこともあり、年齢なりのスキンケアを始めてみたいと思い始めた時期でした。しかし当時は「こんなにいい化粧水を使ったら、安い化粧水に戻れないかも」と躊躇して記憶に留めるだけに。その後、撮影現場でメイクさんが実際に使用しているところを見たり、同年代の友人がおすすめしてくれたり、いくつかのタッチポイントを経て今年の春頃に伊勢丹2階で購入。結果として「もう戻れないほど大好きな化粧水」になってしまいました。
肌が元気になるってこういう感じかも？
特に好きなところは不思議なテクスチャーが作る自然なふっくら感。商品のキャッチコピーに「化粧水を超えた化粧液」というフレーズがあるのですが、使い心地的にも確かに「⚪︎⚪︎水」というよりは美容液っぽいとろみがあります。個人的にはとろみがある液体は、肌にぎゅっと押し込んでいかないとうるおいにくい印象なのですが、こちらはあっという間にするする肌になじんでく感覚。洗顔が終わってまだこれしか肌に塗っていないのに、「あれ、私パックして８時間寝た？」と勘違いしそうなふっくらした手触りに。本当に疲れてる時はこれだけで寝てしまうことも（多分ダメです）。
平和で穏やかな肌でいられることが一番嬉しい
続けてみて嬉しかったのは肌治安が安定したこと。「透明感が爆上がり！」とか「翌日から驚くほど肌がツヤツヤに！」みたいなことは正直体感していないのですが、早朝ロケが続いても入稿が終わらなくても「そういえば最近肌荒れしてないな、調子崩れてないな」という、じわじわくるありがたみを感じています。「なんだか表情筋が動かしにくい気がする」というような内側の乾燥もこの冬一度も感じていません。疲れや乾燥が肌にダイレクトに出やすい私にとって、そのなんと尊いことよ。アラは隠したり飛ばしたりできる優秀なベースもある時代。取り急ぎ、疲れている日も下地がちゃんと肌に乗る平和な肌作りを大切にしたい。2025年もレフィル（¥9,130）を詰め替えながら使い続けていきたいです！
冷たいビールと川遊びを愛する夏原理主義。首の詰まった服をよく着ています。
