先月誕生日を迎え、いよいよ30歳まであと1年を切りました！ 特に何が変わるというわけではないのですが、大台が目前ということでこの1年も気を引き締めていかないと……と思っています。当日はなんとなく過ごしてしまい、大人って誕生日で浮かれないものなのかな〜と少し寂しい気持ちにも。すると後日「誕生日忘れててごめん！」と、ひとりの同期がプレゼントをくれたのです。
動く仏像が今ここに！ その名も「リボルテック タケヤ」シリーズ
仏像好きな私に……と選ばれたのは、多聞天の可動式フィギュアでした。
「リボルテック」とは、海洋堂が開発した汎用関節パーツ「リボルバージョイント」を使用した、動かせるフィギュアシリーズ。これまでに累計600万個が出荷されたミリオンセラーブランドです。
中でもこの「リボルテックタケヤ」は、フィギュア造形作家の竹谷隆之氏が、企画・デザイン・原型制作・彩色までの総指揮を務めて完成させたシリーズ。他にも「ゲゲゲの鬼太郎」などの展開もあるそう。仏像×アクションフィギュアという斬新すぎる組み合わせがアツいですよね。
動かさなくても、もちろんご立派な立ち姿！
箱に入っている初期設定のスタンダードな状態でも、もちろんご立派！ 鮮やかな色彩に加え、険しい表情や踏まれている邪鬼など、迫力満点のディテールです。そもそも多聞天とは、毘沙門天とも呼ばれる神様。仏法の守護神の一人であり、北の方角を守っています。戦の神様であり、勝利をもたらすほか、七福神の一柱として様々な福徳を授ける神様でもあるそうです。色んなユニットに所属していらっしゃるマルチな神様です。
付属のパーツは複数。見せたいポーズによって手のパーツを付け替えたり、持っている宝棒を三叉戟に変えることも可能。アクションから日常の細やかな動きまで様々なシチュエーションを作れそうで、妄想が膨らみます。
この関節部分の球体が「リボルバージョイント」。手首のスナップを効かせられます。他にもあらゆる関節部分が動くので、顔や足の向きを変えたり、衣の部分のニュアンスをつけたり、背中にくっついた光背の角度も調整可能。
早速自由に動かしてみる
まずは地面に大の字で寝そべらせてみました。いつもは踏みつけられている邪鬼も、こう見るとなんだか友達のような距離感に見えてきませんか？ 「おまえさ～好きなやついるの？」と修学旅行の部屋の会話が聞こえてきそうなリラックス感があります。
かと思えば、邪鬼を踏みつけながら、猫に向かって威嚇をしている多聞天。通せんぼしているような、逆においでと手を広げているのか……本当は優しいのか意地悪なのか、夢は広がります。他のフィギュアと組み合わせてみると、できることがより増えそうでわくわくしますよね。
もっと流暢に動かすには、一度先端のパーツを取り外してから関節部分の向きを調節すると、なおのことよいそうです。壊したくない一心でおそるおそる動かす形になってしまったのでダイナミックな変化をお見せできませんでしたが、引き続き色々と試してみようと思います。
全く予想していなかった角度からのプレゼントをもらえるのも、大人になることの醍醐味かもしれません。今年も遊び心を忘れず、駆け抜けようと思います！
メンズ誌から異動してきたのですべてが新鮮な毎日！お笑いとぬいぐるみとドラァグクイーンが好きです。「なにそれ！」とツッコまれそうな服に目がありません。野菜が苦手です。
