【YBA&BEYOND展グッズ】国立新美術館から'90年代英国アートシーンにひとっ飛び

5/11まで開催中! YBA&BEYOND展とは何か?

YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート 展覧会図録

展覧会図録¥3,300

東京・六本木の国立新美術館で開催中の展覧会『テート美術館|YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』に行ってきました。SPURでも「90s in Britain」と題したファッションテーマを展開しているとおり、90年代のイギリスが今、熱い注目を浴びている!

本展は、テート美術館の企画のもと、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国のアートに注目。「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たちを中心に、約60名のアーティストによる絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど100点に及ぶ多様な作品を通じて、90年代の英国美術の革新性を検証しています。私自身、当時はティーンエイジャーで、世代的にはまあまあの“リアタイ勢”だったのですが「どんなだったっけ?」と記憶はおぼろ。この展覧会で改めて向き合ってみた90年代英国アートは、懐かしさよりも新鮮さが際立ち、しかも現在に届くリアリティをヒリヒリと感じるものでした。おすすめです!

90年代の英国カルチャーと“その先”を体感できる美術展

YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アートの展覧会グッズ グレイソン・ペリーの巾着

グレイソン・ペリーの陶器作品『私の神々』の巾着¥2,200

ダニー・ボイル、デレク・ジャーマン、ブラーやオアシス、ケイト・モス……90年代のカルチャーシーンを振り返ってみれば、そんな時代の顔たちが思い浮かびます。ファッショナブルで、どこか不満げ、反骨と皮肉の心を抱えた顔つきが印象的。1990年まで11年間続いたサッチャー政権の影響もあって失業率が上がり、冷戦の終了による社会構造の大きな変化を経験したイギリス、その中で育った若いアーティストたちは、大衆文化や個人的な物語などをテーマとした作品を生み出しました。

YBA&BEYOND展では、6章にわたってその多様性と革新性に迫ります。映像作品やインスタレーションなどもふんだんにありものすごい充実度。加えてFreezeやi-Dなどの雑誌、ブラーのアルバムジャケットになったジュリアン・オピーの作品、ウォルフガング・ティルマンスの撮影したケイト・モスのポートレートなどが展示され、時代の空気がひしひしと伝わってくる。さらに、「&BEYOND」の部分でもある、当時はさほど脚光を浴びることのなかった女性や移民のバックボーンをもつアーティストたちの作品も。

ネットや映像技術の発達していない時代、エイズの蔓延で多くのアーティストが命を落とした時代だった90年代。今も現役で活躍中のアーティストの青春時代を物語るものも多く、「遠くて近い」地続きのアートを感じさせる構成です。

公式グッズもバリエーション豊かで大盤振る舞い!

YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート 展覧会グッズ マイケル・クレイグ=マーティンのクッション

マイケル・クレイグ=マーティン『知ること』クッション¥3,500

社会情勢、時代背景と現代アートの結びつきなど、見終わるとさまざまなことを考えさせる本展。ですがそれはそれとして、ものすごく単純に「いやしかし、おしゃれだったなあ」という感想が生まれるのも事実。強く、スタイリッシュで、どこかユーモアのある作品性はイギリスのお国柄、といってもいいでしょうか。それがよく現れているのが、みなさんお楽しみ、公式グッズの数々です。身につけたり友人へのギフトにしたくなるものがたくさんありました!

私が購入したのは、グレイソン・ペリーの『私の神々』の巾着袋(¥2,200)。『みんなの現代アート』などの著作を持つ彼の代表的な「花瓶」の形の陶器作品なのですが、この形を模して巾着袋になっているのが最高! そしてマイケル・クレイグ=マーティンの平面作品『知ること』のクッション(¥3,500)。これは、ありふれた日用品を改めて見つめ直す大きな絵画なのですが、自宅のソファで普段使いのクッションとして転がっていること自体が、ちょっと不思議なアート的アプローチ。他にもさまざまな作品がファッショングッズや日常品になっていて、散財すること間違いなし。日程により販売状況が変わることもありますので、インスタグラムなどをチェックしてお越しください。

「テート美術館ーYBA &BEYOND」展ポスター

テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート

住所

東京都港区六本木7-22-2国立新美術館 企画展示室2E

電話番号

050-5541-8600(ハローダイヤル)

営業時間

10:00-18:00 会期中の毎週金・土曜日は20:00まで。 入場は閉館の30分前まで。

休業日

毎週火曜日 (5月5日(火・祝)は開館 )

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エディターKUBOTA

幾星霜をこえて編集部に出戻ってまいりました。活字を読むこと、脂と塩気、2匹の保護猫、平和と雑談を愛します。

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