2025.09.16

海を超えてやってきた、パリジェンヌのブタバッグ【Maison LEMBO(メゾンレンボ)】

かわいいブタには旅をさせよ……とは今作った造語ですが、先日、旅に連れ歩きたいブタバッグを迎え入れました! 出合いは、とあるスタイリストさんのインスタグラムのストーリーを拝見したことがきっかけ。なんと、写真にはピンクの愛らしいブタ型のバッグが。「どこのものですか!?」と聞いてみると、パリでポップアップをやっていた小さなブランドだというのです。アカウントを教えてもらい、矢も盾もたまらず、DMしてみました。

そのブタの名は、パリジェンヌの「マデリーン」

メゾンレンボのブタのぬいぐるみバッグ

東京の夏の日差しの下、堂々たる佇まい。横25cm 高さ、幅18cm 420€

このブタは、「Maison LEMBO」というパリで作られているアップサイクルブランドのもの。ぬいぐるみバッグの他にも、ビスチェやヘアアクセサリーなど、ファッション小物を中心に展開しています。このブタの名前は「Madeline(マデリーン)」。デザイナーが命名しているのだそう。

メゾンレンボのブタのぬいぐるみバッグを手に持った様子

頭のてっぺんのキュートなリボンも、元からついていたものなのだとか

マデリーンは元はヴィンテージのぬいぐるみ。蚤の市でしょぼくれていたところを発見され、"rescue"されたのだとか。ボディの中に収納部分を作り、ハンドルを取り付けて最小限の魔改造を施してバッグに。ハンドル部分は100%アップサイクルの本革を採用しており、ブランド名が刻印されています。メゾンレンボには他にも動物のバッグがありますが、いずれもヴィンテージのぬいぐるみを再利用して販売しています。もちろん一体ずつに名前が付けられている、という点もキュート。

内側には名前のタグ刺繍が

メゾンレンボのブタのぬいぐるみバッグの内側のタグ

バッグの内側には、ブランド名とマデリーンの名前タグが。丁寧に縫い付けられている、この手作り感がたまりません。これなら迷子になっても大丈夫!

荷物を入れれば入れるほど、肥えていく

メゾンレンボのブタのぬいぐるみバッグに入る中身

こんなに小さいバッグ、日常使いは難しいかな、なんて思っていたのですが、侮るなかれ! 財布、名刺入れ、定期入れ、AirPods、リップにハンカチまでスイスイ入ります。その分マデリーンはふくよかになっていくのですが……中身が詰まってもったりしたシルエットも、それはそれで愛くるしい。

正面を向かせて肩にかけると、肘と胴の間で顔をつぶしてしまうので、あえて顔を後ろ向きにして持っています。後ろを歩いている人は若干の気まずさを覚えるはずです。街中でブタと目が合ったら、それはマデリーンかもしれません。

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エディターKAGOHARA

メンズ誌から異動してきたのですべてが新鮮な毎日!お笑いとぬいぐるみとドラァグクイーンが好きです。「なにそれ!」とツッコまれそうな服に目がありません。野菜が苦手です。

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