【クリスマスグッズ】銀座・教文館 ハウス・オブ・クリスマスがウィンターワンダーランドすぎる！

毎年恒例、銀座に超本格クリスマスショップが出現！

クリスマスシーズンの銀座は、街角のショウウィンドウを眺めるのが楽しいですね。巨大なクリスマスツリーやイルミネーション、趣向を凝らしたディスプレイ、それを眺める自分はといえば、毎年恒例、師走の焦りと忙しなさで目が血走っているわけですが……まあそれは置いといて。

そう、置・い・と・い・て！　現実逃避したいんですよッ（切実）！

逃げ込む先は、銀座４丁目の老舗書店、教文館で開催されている「ハウス・オブ・クリスマス」。しんどい現実と疲れきった心を手放して、クリスマスを迎えるキラキラと楽しい気分を取り戻せる、夢の世界が広がっていました！

「ハウス・オブ・クリスマス」は、教文館で毎年開催されている期間限定のクリスマスショップです。３、４Fの２つのフロアのギャラリースペースには、世界中から集められたクリスマスにまつわるグッズがぎっしり。カラフルな木製オーナメントや、表情豊かなくるみ割り人形、本格的なアドベントカレンダー、リース、カード、お菓子やグリューワイン。ヨーロッパ、南米、アジア……エリアごとに異なるキリスト教文化や祝い方も垣間見える品揃えで、まるで各国のクリスマスマーケットを旅しているよう。細やかな細工や色とりどりのイラストに見惚れながら店内を巡っていると、頬が上気してだんだんと童心に帰っていきます、たーのしーい！　クリスマスだいすきー！

アンデスのクラフト、ナシミエント（降誕）指人形がわが家に

心は子ども！　体はおばさん！　なのでうっかり大散財しそうになりましたが、グッとこらえてお買い物。出会い頭に心ときめき、ドイツの木製オーナメントとどちらにするか散々悩んだ末にわが家にお迎えしたのは、愛らしい編みぐるみの指人形セットです。ペルーのクリスマスでは、キリスト生誕の情景を描いたナシミエント（降誕）のジオラマの民芸品が有名ですが、それをなんとも素朴な指人形で。生まれたばかりのイエス・キリストと、マリアとヨセフ。そして祝福に訪れた羊飼いと羊、東方の三博士。聖書に記された物語の登場人物たちが、みんなアンデスの民族衣装をまとっているのですよ……羊もちょっとアルパカっぽい（笑）なんて可愛らしいのでしょう。毎年飾るのが楽しみになります。

収納にぴったりの缶入りお菓子「クルス」まで手に入れてしまった！

ナシミエント指人形と同じ売り場の教文館４Fには、シュトーレンやトラピストクッキーなどお菓子の取り扱いも。ここで"ジャケ缶買い"してしまったのは「クルス」。この憂いを帯びた表情のイラストと「す.」のサインには見覚えが……そう、東京の老舗ケーキ店マッターホーンと同じ鈴木信太郎画伯によるものです。「クルス」は「キリシタン銘菓」と銘打たれた長崎のお菓子。中身は薄焼のお煎餅で、ジンジャー風味のホワイトチョコレートを挟んだもの。カリカリと軽く、ほどよい甘さであっという間に食べられちゃう。しかも食べ終わったあとの創業50周年の復刻缶は、なんということでしょう！　大きさといい深さといい、指人形たちの収納にちょうどいいではありませんか。

すっかり心が羽ばたいてしまいましたが、お店にいたのはほんの40分くらいだったでしょうか。１日中でもいられるけれども、ほんの少し立ち寄るだけですっかりリフレッシュ。都会の真ん中の夢の世界「ハウス・オブ・クリスマス」は12月25日まで開催中です。