突然ですが、皆さんはどんなとき服への物欲が爆発しますか? そのものの可愛さ?長く愛用できる名品であるかどうか?背景にある物語を知ったとき? 私は断然、このコーディネートをしたい!と思った瞬間です。
ヘイリー・ビーバーのインスタグラムで偶然この投稿4枚目のコーディネートを見た時から、ミニボトムとストッキングにボリュームローファーのコーディネートがしたいなーとぼんやりとローファーを探しておりました。年300日はスニーカーで過ごしているので、65日分ならば、と最初は手頃なブランドで検索&試着。ですがなかなかしっくりくるものがない。もう少しソールが厚ければ……もう少しシンプルなアッパーなら……などと迷うこと数ヶ月。再びSNSでこちらのコーディネートが流れてきて、やっぱり黒いボリュームのある革靴が必要だ、という気持ちが再燃。ローファーではなくメリージェーンだけれど、この靴を履いてみようと思ってボッテガ・ヴェネタ表参道店に伺ったところ、理想のローファーに出会ってしまったのです。
まさに探していた形……なのですが!
ほどよいぽってり感、ソールに十分な厚みはあるけれど、大人にも似合うちょうどいいバランス! なのですが……! ボッテガ・ヴェネタの靴ってハーフサイズの展開がないんです。36の次は37。36ハーフがありません。私は23.5cmで、ちょうどいいサイズがないのです。かつてこの理由で泣く泣くブーツを諦めたことがあったので、恐る恐る足を入れたところ、37は案の定ぶかぶか。36は表参道に在庫なしとのことで、在庫状況をお伺いし、伊勢丹新宿2階婦人靴売り場に走りました。事情を話して試着させて頂いたところ、36が超ギリギリ入る! でも靴べらを使ってやっと入る36、日々足がむくみ過ぎてクッションを積み重ねて足を高く上げて寝てるような人が履くかな? 飲んだ帰りにはハイカットのスニーカーだってきつく感じるのに……と高速自問自答。しかし、ふと俯くと足元が超可愛すぎる! はっと気づいた時にはお会計が済んでおりました。
伊勢丹2階婦人服売り場の凄さを体感!
可愛さに負けたんだから仕方ない、と納得して買ったものの、ギリギリなものはギリギリ。歩くと痛い……とまではいきませんが、くるぶしのアタリや甲の締め付けがやや気になるし、何しろ履くのが大変すぎる(でも履き口のしまっているビジュアルはすごく好み)。家でストレッチャー入れて調整みるか……と苦戦しながら脱いでいる私を見かねて、伊勢丹の店員さんが同じフロアにある アルカ シューキッチンの存在を教えてくれました。私は知らなかったのですが履き心地に合わせて中敷などをアレンジして入れてくださるショップだそう。
購入後その足で持ちこむと、コック帽を被った店員さんが丁寧にカウンセリングをしてくださいました。「コンセプトがしっかりしている……!」と感動しつつ、痛くなりそうなところ、違和感を感じそうなところを説明すると、靴を預かりショップ内の工房へ。途中、何度か足を入れて違和感をチェックし、最終チェックの頃には同じ靴とは思えないほど楽な履き心地になっていました!
数時間のお出かけから慣らしています
長時間履いて足がむくみそうな日はまだ怖くて履けていないのですが、休日の散歩やランチから少しずつ慣らしています。
ずっとやりたかったコーディネートができて、とても満たされた気持ちです。 素敵なお買い物だったので、これを機に年に100日くらいはローファーを履いていきたいと思います。