服に比べたらもちろん着る機会は少ないですが、夏に外で遊ぶことが生きがいの私にとって水着は人生の必要経費。毎年1枚か2枚新しいものを買っているのですが、水着業界はミニマムなビジネスだからか、作り手の志向やこだわりが強く出ていて、製品の進化や新星の登場も楽しみな界隈です。よく買い足しているお気に入りのブランドもあるのですが、今年は、昨年夏には見つけた時にはすでに売り切れていて、それからずっと気になっていたSISANDIの水着を購入しました。
体がヘルシーかつ自然に綺麗に見えるカットライン
SISANDIはオーストラリア在住の海が好きな日本人の姉妹がファウンダーとなっている水着ブランドです。大人が美しく着られるカットラインと毎年変わるカラー展開が特徴。着用カットはこちらのインスタグラムからたっぷり見ることができます。今年は4名のモデルを採用していて少しずつ肉付きのタイプが異なるので、参考にしやすいのも嬉しい。ハイライトには動画もあって、生地の質感もイメージしやすいと思います。
肌なじみの良いニュアンスブルー
私が購入したのはワンピースタイプのMIES CLASSIC。色はrain shawerという少し黄みがかったくすみブルーで、大人の肌色にもなじみやすいカラーです。生地はさらさらとした質感で、締め付け感弱め、どちらかといえば薄めで、肌に食い込みにくい。脇に入ったダーツは、横になった時に胸が流れるのもゆるっととどめてくれます。普段着のインナーとしても活躍してくれそうな形です。個人的には胸元のラインがまっすぐぴたっとフィットして、気兼ねなく泳ぎまくれるのも最高。
ボトムはカットラインが二種類あり、お尻をきれいに見せるタイプのブラジアンボトムカットとすっきり隠すタイプのクラシックボトムカットがあります。私はクラシックボトムカットを選んだのですが、履いた瞬間は腰骨付近までサイドがあくデザインなので、結構攻めてるかしらと少し心配に。ですが、実際に全身鏡で確認したところ、自分とは思えないほど足が長〜い! 裸足なのにヒールを履いているみたいです。日本人が制作しているからこその絶妙なラインで、これはごきげんでいられちゃうな~と感じました。
計算された背中のカット
背中は深めにカットされているのですが、開きそのものは横に広すぎないことも特徴。背中にもしっかり生地があってクロスストラップで引っ張り合うことで、胴回りが締まって見えます。
ブランドタグと洗濯表示もプリントタイプなので、遊びすぎてピロンとはみでる心配もなし。立ったフロントの姿だけじゃなく、座った時、泳いでいる時の見え方や快適性も考えられていて、ビキニタイプも試してみたいと思っています。
今、記事を書きながら公式SNSを確認していたところ、4月17日から伊勢丹3Fのマ・ランジェリーでのお取り扱いもはじまるそう。水着を買い続けて10年、着用感にシビアな大人に人気のブランドのほうが、サイズ欠けや売り切れも早い、というのが個人的な印象です。サイズや生地の触り心地を確認してみたい人はぜひ伊勢丹でチェックしてみてください〜!