価格は¥44,000。長年使えるアウターとしては、ぜひ投資したいプライスです すっかり暖かくなってきました。花粉症予防をしつつ、毎年楽しみにしているのがピクニックやお花見など近隣でのアウトドア・アクティビティ。そんな時に着ていくスプリングアウターを新調したいな、とここしばらく探していました。軽やかで機能性があり、休日のみならず、デイリーに活躍できるほどよい“かっちり感”……。辿り着いた私のおすすめは、すばりこちら! 3月に2周年を迎えたライフスタイルブランド「UNOHA」より、ROUND HEM TRENCH COATです。春といえばそう、トレンチコートの季節でもありますよね。毎年、ヘビーデューティーなコートに代わって街にベージュカラーが散見されるようになると「シーズンの変わり目だなあ」と感じます。世の中に選択肢が豊富に揃うからこそ、どのトレンチを選ぶか、というのは重要なお題です。その点、まずこのコートのありがたいところは、撥水素材を採用していること。春時雨という言葉もあるように、この季節、突然の小雨などに見舞われる機会もしばしばありますよね。そんな時でも、素材への染みなどを心配しなくてよいのが嬉しいポイント。レインコートだとカジュアルすぎる……というシーンでも本領を発揮。そして、撥水加工には環境や体への悪影響が指摘される過フッ素化合物を用いていないという安心設計なんです。 発色のいいアイテムを合わせても相性抜群 さらにご覧ください、このシルエットの美しさ。裾はラウンドヘムで、サイドにかけて柔らかなカーブを描いています。ラグランスリーブで、体格を問わず自然と落ちるショルダーラインも綺麗。リラクシングなフィット感なので、肌寒い日や、野外にいる時間が長い日などはカーディガンやパーカを中に仕込んでも。また、テキスタイルリサイクル素材を、約65%採用した生地も厚すぎず、薄すぎず。軽やかに纏えるちょうどいい塩梅に。パーンとした表面のハリ感は、光に当たった時に上品な表情。あとは、やや温かみのあるベージュトーンも肌なじみが良い印象を受けて、そこにもグッときました(色展開としては、シックなブラックもあります!)。とにかく、「着る人に寄り添ってくれる万能アウター」だと思います。 特徴的なアンブレラヨークで後ろ姿にインパクトを 背面のアンブレラヨークもユニーク。肩から背中にかけて、2枚の生地をレイヤードしたデザイン。水が下に滴り落ちるのをサポートする機能を担いつつ、エレガントなバックスタイルを形成しています。背中のラインを拾いすぎず、ヨークが広がってやや膨張気味に見えたりするという心配もありません。さりげないけれど美しい後ろ姿の演出が秀逸……! ドローストリングが配されたフードは取り外し可能なので、こちらも天候やシーンによって使い分けたい。“2023年の春アウター”として迎えるには、申し分なしの一着。ブラウスとデニム、かごバッグを合わせてちょっとロマンティック気分なピクニックも素敵……と妄想を膨らませています! ROUND HEM TRENCH COATをチェック UNOHAhttps://unoha-u.com/shop/default.aspx エディターSAKURABA 好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。 記事一覧を見る