眼福・満腹、ひとりも楽しい【水戸】へのプチ・アートトリップ

食欲と知的好奇心を満たし、癒しも得られる1泊2日の現実逃避……要するに「ごはん! アート! 大浴場!」のある気軽な一人旅が日常に欠かせません。ここ最近はもっぱら静岡方面で楽しんでいたのですが、私にとってのブルーオーシャンを見つけました、それは茨城県水戸市。水戸芸術館水戸市民会館泉町仲通りで一人飲み→大好きなドーミーイン泊(笑)→水戸偕楽園水戸ACM劇場というマイベスト旅程の一部をご紹介します。

食欲と知的好奇心を満たし、癒しも得られる1泊2日の現実逃避……要するに「ごはん! アート! 大浴場!」のある気軽な一人旅が日常に欠かせません。ここ最近はもっぱら静岡方面で楽しんでいたのですが、私にとってのブルーオーシャンを見つけました、それは茨城県水戸市。水戸芸術館水戸市民会館泉町仲通りで一人飲み→大好きなドーミーイン泊(笑)→水戸偕楽園水戸ACM劇場というマイベスト旅程の一部をご紹介します。

1日中楽しめるアートスポット、水戸芸術館

水戸芸術館 中庭からの眺め

東京都心から1時間半。車内販売があるのもなんだか嬉しい常磐線特急に揺られ、たどり着いた水戸駅。目的地は水戸芸術館。コンサートホール、劇場、現代美術ギャラリー、シンボルタワーを備えた文化複合施設です。

広々とした芝生の中庭を取り囲むようにして並びたつ石造りの建造物。それぞれが不思議な存在感を放っています。設計は、世界的建築家である磯崎新(1931−2022年)。ここは、無料配布の管内マップを片手に、建築のすみずみを見ながら回るだけでもかなり楽しめること請け合い。茨城発祥のコーヒーショップSAZA COFFEEがあり、アートグッズとアートブックが充実したショップがあり、ゆったりとくつろげる公園でもある場所です。

特別展【磯崎新 群島としての建築】に駆け込み!

水戸芸術館 磯崎新 現代美術ギャラリー

「磯崎新 群島としての建築」展示風景。背景に展示されているのは磯崎自身による版画。手前は水戸芸術館の模型

旅のひとつの目的は、現代美術ギャラリーで1月25日まで開催中の「磯崎新 群島としての建築」でした。2019年に建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞した20世紀を代表する建築家の大規模回顧展。彼自身が設計した建物内で見られる貴重な機会で、会場はかなりの盛況ぶり。私邸から大規模施設の建築、都市計画だけにとどまらない知の巨人であり、前衛的な表現者たる一面も持つ「世界のイソザキ」の迫力に圧倒されました。

水戸芸術館 磯崎新 シンボルタワー

関連企画である館内見学ツアーにも参加したのですが、こちらもおすすめ。おそらく会期終了後も定期的に開催されることと思いますので、ぜひチェックしてみてください。

敷地内にそびえる高さ100mの「シンボルタワー」の展望室には通年のぼることができます。1辺9.6mの正三角形チタンパネル57枚で構成された三重らせんのタワーは、巨大な現代彫刻さながら。エレベーター内から内部構造を見ることができ、展望室では水戸を一望。高所&閉所恐怖症の方には決しておすすめしませんが、一見の価値ありです!

お向かいには、伊東豊雄が設計した水戸市民会館が

水戸市民会館 伊東豊雄建築

水戸芸術館のお向かいには、水戸市民会館。イベントホールや会議場を備えたシティホールです。内部に大きな櫓と、スロープと階段があり、自由に座れるテーブルやデスク、ベンチがあり、市民が憩える素敵な場所でした。

こちらの建物の設計は伊東豊雄。磯崎と同じくプリツカー賞を2013年に受賞しています。プリツカー賞受賞の建築家が設計する公共建築が並び立つ風景は世界的にも珍しいのだそう。

あんこう、うなぎ、納豆……夜の街も最高でした

水戸 グルメ 泉町仲通り

昼前に到着した水戸芸術館を後にする頃はすっかり夕暮れ。さあ、ここからはもう一つのお楽しみ。食と酒です。私見ですが、城下町の飲み屋さんのレベルは高い! 出張族も多いせいか、ひとり飲みのよそ者にも優しい気がします。昭和の情緒漂う泉町仲通りで近海魚と地酒「一品」に舌鼓を打ち、珍しい地中海料理のワインバーへもはしごして、夜は、一人旅の定宿「ドーミーイン水戸」へ。大きなお風呂、最高ですよね!

翌朝は偕楽園で咲き始めの梅を見て、昼は再び水戸芸術館のACM劇場へ。全編茨城弁で上演される劇団普通の「茨城初公演」に立会い、大満足の1泊2日。今度は大洗など港町へも足を伸ばしたいと、納豆の糸のように後ろ髪引かれつつ、水戸駅を後にしました!

今回紹介したスポットはこちら!
水戸芸術館 外観

水戸芸術館

住所

〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1丁目6−8

営業時間

9:30-18:00

コンサートホールATM、ACM劇場、現代美術ギャラリーを備えた複合文化施設

エディターKUBOTAプロフィール画像
エディターKUBOTA

幾星霜をこえて編集部に出戻ってまいりました。活字を読むこと、脂と塩気、2匹の保護猫、平和と雑談を愛します。