怒涛の師走ですね。毎日が飛ぶように過ぎ、正直あまり記憶がありません(笑)。今年もあと1週間ほどで終わることが信じられない。2023年を振り返ると、出張やプライベートを含め、たびたび韓国に渡航する機会に恵まれた1年でした。そんな話をしていると、よく聞かれるのがホテルについて。コロナ禍を経て、閉店/新規オープンもあり「最近はどこに泊まるのがいいの?」と質問されることがしばしば。円安も相まって宿泊費もなかなか高騰する今、いい拠点を獲得するのはなかなか難しいですよね。直前だと予約が埋まっていたりして、以前私もドミトリー的な宿しか見つからず焦ったことも……。
自分の旅といえば、正直ほぼ仕事を傍らに過ごすワーケーションスタイル。周りを見渡しても、割とそんなタイプの人が多い。そのため、ラグジュアリーなステイというよりは、立地やアクセスが便利で、設備に不足なく、快適に過ごせる。そして宿泊費がそんなに高くない! ということが重要です。ここでは、先日泊まった一軒がおすすめにランクインしたので、ご紹介します。
仕事がすいすい捗る、広々ロビー
ローカルスティッチ ソギョ(Local Stitch Seogyo)。ソウルでも中西部にある麻浦(マポ)区にあります。芸術系大学として名高い弘益大学があり、若者で賑わう弘大(ホンデ)エリアがほど近く。周辺はほどよく落ち着いていて、グルメな屋台も楽しい望遠市場が徒歩圏内! こちらは短期滞在のホテルのほか、レジデンス機能を備えた“コリビング”。数ヶ月以上など長期的に暮らす&生活する人が多く、個室のほか、キッチンやジム、会議室など共有部が充実しているんです。同じ施設内にはカフェや書店もあります。こちらの写真はロビーの一角ですが、とても広々! ミールキットの販売やコーヒーマシンもあり、めちゃくちゃ快適なワークスペースです。Wi-Fiもサクサク(大事)。
ミニマルで機能的な客室
滞在するお部屋自体はコンパクトですが、機能は申し分なし。ただコリビング的な施設ということもあって、リネン・タオルの交換サービスは7日以内だと有料でした。滞在日数にもよりますが、自分で多めに持っていくか、乾かしつつ使うなど工夫すれば良さそうです。そして個人的に嬉しいのはバスタブ。冬場は凍てつくソウルの気候で、帰宅後に熱いお湯に浸かれるのはだいぶ、だいぶありがたい!
ソウル、価格良し&立地良しなホテルって?
レセプションにもスタッフの方が常駐しているので、トラブル時も安心。また次も泊まりたい!と思う一軒でした。もう少し滞在期間が長い人が、生活しつつ過ごすベースとしても申し分ないと思います。
さて、2023年の私的なレコメンドホテルも備忘録として振り返ってみます。こちらのローカルスティッチは複数施設あり、私はシチョン(市庁)の一軒にもお世話になりました。ソギョより建物は小さいですが、明洞からも徒歩圏内で立地が最高。他のエリアでも複数展開しているので、希望のエリアから選ぶのも良さそうです! また、同じくコリビングスタイルの宿には、Mangrove(マングローブ)というシリーズも。東大門、そしてもう少し離れた新設洞(シンソルドン)にも。価格のわりに部屋がゆったりしていて、部屋のデザインも可愛い。江南エリアなら、ホテル カプチーノ(Hotel Cappuccino)も安心感があります。予算に少し余裕があれば、同じ設計会社が手がけ、京都・那覇に続く3店舗目としてオープンしたホテル アンテルーム ソウルも。あとはいくつか気になりつつも、まだ泊まれていない宿泊施設もいくつか。来年にまたトライしてみます!