去年の秋、山梨県富士吉田市で開かれた「ハタオリマチフェスティバル」で素敵なブランドに出合いました。"ハタフェス"は、富士山の豊かな湧き水によって千年以上前から織物業が育まれてきた風情ある街、富士吉田で開催される秋祭り。地元企業の出展はもちろん、他県からもブースを出している会社があり、見てまわっているなかで出会ったのが刺繍アクセサリーブランド「トリプル・オゥ」です。
遠目からは繊細なアクセサリーが並んでいるな〜くらいに思っていたのですが、近づいてみて初めて、それらが糸でできていることに気づきました。こちらのピアスは、長く垂れるようなかたちで華やか。でも、すごく軽いんです！
「トリプル・オゥ」は、群馬県桐生市にある創業140年以上（！）の刺繍工房「笠盛」から生まれた糸のアクセサリーブランド。「笠盛」は、明治時代から和服から洋服、装飾品に至るまで、さまざまな刺繍を手掛けてきました。そんななか、創業から130年経ったとき「糸でアクセサリーを作ろう」と思い立ったのだそうです。ブランド名の「000（トリプル・オゥ）」は、伝統を大切にしながらも「0」から自由な発想でアクセサリーを作りたいという気持ちを表しているのだとか。富士吉田の真っ青な空のもと、素敵なストーリーを聞いてつい欲しくなってしまいました。
ピアスの他にも、ネックレスやつけ襟など豊富にアクセサリーを展開。ホームページによると、汚れたら洗濯可能で、リペアサービスもやっているそうです！ また、金属アレルギーだけれどこれならつけられるというお客さんも多いのだとか。ホームページでは、ブランドのスタートに至るストーリーを読むことができます。ぜひ覗いてみてください。
自分でも着られる服を常に探している身長148cm。動物が大好きで、サラブレッドに癒される目的で乗馬にゆるく通っています。趣味は経済ニュースを見ること。
