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DIOR meets RIKAKO YAGI

想像の翼を広げて

ディオールのウィメンズ クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリによるフェミニニティについての考察はさらに深度を増している。2024年春夏 コレクションのテーマのひとつに掲げたのは「魔女」。独自の知恵や先進的な考えを携え、しなやかな反逆心を秘めて生きる女性たちだ。神秘的なイメージを内包した力強い服は現代の私たちをエンパワーメントする。ディオールのジャパン アンバサダーに就任した俳優の八木莉可子がそのスピリットを体現。

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STYLE

ディオールならではのロマンティックな世界観の中に、凛とした魅力を引き出すエッセンスを加えた力強いワードローブの数々。逞しくもしなやかに日々を生きる、現代女性のためのスタイリングが日々を輝かせる。

  • Style 01

    ロマンティックな
    装いで森へ

  • Style 02

    現代と過去が
    交差する
    ワードローブ

  • Style 03

    艶を閉じ込めた
    ブラックの花々

  • Style 04

    天体モチーフを
    モダンに描いて

  • Style 05

    ブラック&ホワイトで
    ストイックに

  • Style 06

    幻想的な
    ムードをまとう

  • Style 07

    悠久の自然への
    憧憬をこめて

  • Style 08

    自由な想像の
    翼を広げ
    メゾンの持つ
    力強さを感じたい

SPECIAL MOVIE

ディオールのジャパン アンバサダーに就任した八木莉可子さんが誘う、2024年春夏 コレクションの世界。繊細でありながら力強いワードローブの魅力を表現する、新時代のファッションアイコンに迫る。

INTERVIEW

ディオールの世界観を体現する
現代のアイコンが誕生

ディオールのジャパン アンバサダーに、日本の俳優、八木莉可子さんが就任した。その背景にはふたつの意図があるという。ひとつはディオールと日本との関わりの深さ。1954年にムッシュ ディオールが日本文化から着想を得て考案したコレクションから始まり、常にメゾンのクリエーションを刺激してきたのが日本だということ。もうひとつは八木さんの圧倒的な魅力。彼女の持つ自然体のエレガンスや優美さ、時折見せる大胆さから現代女性を体現する存在として見出されたのだ。抜擢された瞬間について、八木さんはこう振り返る。

「ディオールはずっと昔から憧れのブランドでした。ムッシュ ディオールが大切に愛でていた庭の花々やそこに集う蜂、ラッキーモチーフの星などが象徴するロマンティックさ。そこにファンタジックな物語性が加わって、さまざまな要素が調和したブランドだと感じています。最初にジャパン アンバサダーのお話をいただいたときは、自分に務まるのか心配でした。しかし、この歴史あるメゾンの中に私を招いてくださったことを光栄だと感じるようになりました」

SPURの撮影にモデルとして携わった八木さんはディオールの2024年春夏 コレクションについて注意深くスタッフの説明を聞いていた。中でも興味を抱いたのは、メゾンのサヴォワールフェールについてだ。

「先日、メキシコで2024年クルーズ コレクションのショーを見ました。モデルたちがルックを着てランウェイを歩く姿はとてもパワフルで、そのパワーとは何だったのか、自分はいまだに考えています。身に着けるものに、こんなにも力があるのだということを私も表現してみたい」
美しいデイライトを求めて、郊外の自然に囲まれたスタジオに早朝集合となった撮影日。2024年春夏 コレクションのキーワードのひとつでもある〝魔女〟がテーマとなる。そこには、男性社会に屈することなく独立を主張し、そのシステムに挑んできたすべての反逆者たちの存在も感じられる。

「ディオールの服にはフェミニズム的な視点も取り入れられているということも、勉強しているところです。女性の自立についても、まだまだ私は模索中。でも自分の核となる価値観を持っている女性は素敵ですよね。他人に強要するわけではなく、自分は自分という考えを持つ人。今はそんな人になりたいと思っています。ディオールの服はいい意味でジェンダーに囚われないというか、芯のあるところが魅力だと感じます。今日着たルックの中では、黒いジャケットのスタイルが好き。少し大きめのサイズ感でジェンダーレスに楽しめるんです。合わせたスカートはわざと〝ほつれ〟させているのですが、その技術にも驚きました。今季はワンショルダーのシャツもあるのですが、今まで体験したことのないパワフルなスタイルで、刺激を受けました」

ディオールといえば、普遍的なエレガンスと豊かな想像力から生み出される、唯一無二のモードな世界観で知られている。読書が好きで、物語の力を信じている八木さんとディオールとの共通項は多い。

「今回、魔女がテーマということで、もしも自分に魔法が使えたら、どんな魔法を使ってみたいかを考えていたんです。ひとつだけ選ぶとしたら、空を飛んでみたい。昔から空を飛ぶことにすごく憧れがあります。鳥や天使、メキシコのショーで見た蝶なんかもそう。空を飛ぶモチーフが好きで、集めていたりします。今日の撮影にも登場した、鳥や動植物を刺しゅうで表現したトートバッグもとても可愛かったです。読書が趣味なので、あの素敵なバッグにお気に入りの本を入れて持ち歩くことができたら、楽しいだろうな、と想像しました」

Profile
やぎ りかこ●2001年生まれ、滋賀県出身。'16年4月、清涼飲料水のCMに抜擢され注目を集める。配信ドラマ「First Love 初恋」、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」などに出演。昨年より「アナザースカイ」のMCを務める。

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INFORMATION

2024年3月23日(土)、新たなディオールブティックが麻布台ヒルズにオープン。自然素材を多用し環境に配慮したデザインによるこの店舗では、ウィメンズ コレクションやファイン ジュエリー、タイムピーシズが豊富にラインナップされます。クリスチャン・ディオールが最初のブティックをオープンした当時のパリの美しさを讃えた「プラン ドゥ パリ」プリントに続き、2024年春夏 コレクションではエッフェル塔をモチーフとした「ブラート パリ」が登場。オープンを記念し、「ブラート パリ」プリントのコートやスカートが限定発売されます。小物も充実しており、占星術を愛したクリスチャン・ディオールへのオマージュを捧げる「レディ ディオール」や、パールで刺しゅうが施された「ジャディオール」、エンブロイダリーをあしらった「カプチュール ストラス」など人気コレクションを多数取り揃えます。

店舗情報 : DIOR AZABUDAI HILLS (ディオール 麻布台ヒルズ)
東京都港区麻布台1-2-4 ガーデンプラザC

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