スペシャルプロダクトが登場
あなたと、世界とつながる服
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GUCCI×ヒグチユウコ
スペシャルプロダクトが登場
あなたと、世界とつながる服
グッチと画家のヒグチユウコさんが再びコラボレーション。チルドレンやレザーグッズに続き、今回は大人が楽しめるワードローブを展開する。「絵画とはどんな人にも開かれた世界」と語るヒグチさん。動物や植物がファンタジックに描かれたアートワークとクラフツマンシップが出合ったら？ヒグチさんの言葉とともに、その世界を旅したい。
ピースフルなモチーフによるカンバセーション
〈TOP〉「スカートは上質なシルクウールにウリ坊やオカヒトデ、眼花（めばな）など、私の大好きなモチーフが刺しゅうされています。原画とは異なる配色ということもあって、新しい発見がありますね。メンズのアイテムにはイタリアからリクエストのあった、カラフルなマッシュルームのデザインを。メモ書きしたgucciという文字までプリントに使われていて驚きました」（ヒグチさん）。
（右）今年4月にオープンした銀座で2店舗目となるフラッグシップショップ「グッチ並木」。そのオープニング限定アイテムとして描いた猫のモチーフがニットに。ブラウスと重ねたような襟や肩、裾の部分などにブランドを象徴するウェブ ストライプを配している。ニット￥302,500〈グッチ並木限定〉・スカート￥225,500・ソックス￥24,200・靴￥126,500（左）どこか懐かしい雰囲気のセットアップは全面にプレイフルなマッシュルームモチーフを。キルティング仕立てでふわふわと心地よい感触に。シャツ￥517,000・中に着たＴシャツ￥71,500・パンツ￥385,000・ソックス￥25,300・靴￥123,200／グッチ ジャパン（グッチ）
STYLE 01
子どもの頃のワクワクした気持ちを
誘うデニム
袖を通すと、何年も愛用してきたようなパーフェクトな着心地に包まれる。ストーンを使って洗いをかける際、環境に配慮した工程を経て仕上げたオーガニックデニムのジャケット。背中にアートワークをちりばめた。「ライナーにちょっとレトロなブロックチェックが使われていて、折り返しても表情が可愛い。今回の企画のために、モチーフの一つひとつがアップデートされています。愛着のある子ばかりなので、全員揃うと楽しいですね。ペイント、刺しゅうなどをミックスした表現には思わず見入ってしまいました」（ヒグチさん）。メンズでの展開ながら、オーバーサイズで女性が着てもほどよいサイズ感。
デニムジャケット￥874,500〈グッチ並木限定〉・パンツ￥132,000／グッチ ジャパン（グッチ）
STYLE 02
リズミカルなパターンがあれば
言葉はいらない
「ラフスケッチはいらない、好きに描いてほしい」というリクエストにこたえたヒグチさん。何度もコラボレーションを重ねて得た信頼はプロダクトにも表れている。「＂YUKOGUCCI＂というロゴがリフレインするプリントは私のネームカードを見て思いついたアイデアなのかも。いつもワクワクする仕上がりです。洋服ってそんな感情が大切ですよね」（ヒグチさん）。
（右）アルファベットはヒグチさんが好きな植物や動物、心臓、愛猫によって表現。眼福あふれるアートワークをナイロンキャンバスのブルゾンやシルクのパンツにのせて。ジャケット￥374,000・パンツ￥148,500・ソックス￥18,150
（左）グッチらしいウールシルクブレンドのカディクレープで仕立てたドレスは、パフスリーブのシルエットが美しい。ウエスト部分にはホースビットのハードウェアを加えてアイキャッチに。マッシュルームやバラ、貝殻やスターモチーフなどが全面に躍り、ファンタジックな世界に迷い込んでしまいそう。ドレス￥374,000／グッチ ジャパン（グッチ）
STYLE 03
極上のパジャマをまとって
白昼夢にまどろむ
幾重にも重なった花弁の中央にはミステリアスな眼が光る。これまで生み出したキャラクターの中でももっとも謎に包まれた存在である＂眼花（めばな）＂。シルクツイルのパジャマトップスとパンツに咲き誇る。「眼花は植物でありながら、最近はおしゃれ心が芽生えてきたようです。人のようにエレガントに振る舞うこともあるんですよ。このアイテムではリボンをつけたり、星のステッキを持っていますね。いつでも物言わぬ植物に戻れる能力があるのにしばし人間と遊んでいるような、不思議な存在感があります」（ヒグチさん）。
トップス￥225,500・パンツ￥165,000〈ともにグッチ並木限定〉・靴￥129,800／グッチ ジャパン（グッチ）
STYLE 04
オプティミスティックな差し色が
黒×白の境界線を揺さぶる
袖口と裾はイエロー、襟はブルー、さらにピンクのボウタイが目を引くブラックのドレスは遊び心ある一着。オーバーサイズのスウェットを重ねて、ホワイトとブラックのコントラストをモダンにきかせる。「グッチの服はウィメンズでもメンズでもチルドレンでも、垣根なく身につけられるところが魅力です。このスウェットもゆったりとしたシルエットがいいですね。絵画も多様な人に開かれている表現ですし、服も選択肢が豊富なことは大事だと思います」（ヒグチさん）。
ドレス￥407,000・トップス￥126,500・ソックス￥24,200・靴￥126,500／グッチ ジャパン（グッチ）
STYLE 05
似ているようで、違う。
私の個性を引き出してくれる服
「ウィメンズのカーディガンはリバーシブル仕様で、裏面のマッシュルームモチーフも楽しめるつくりになっています。メンズの背面には干支のモチーフとして描いた絵が。アルファベットのアートワークが刺しゅうで緻密に再現されていて、目を奪われました。フロントには眼花の刺しゅうも施され、贅沢な仕立てに。ボタンなど細部にわたるこだわりが素晴らしいです」（ヒグチさん）。
（右）クロシェ編みで立体的に仕立てたキャラクターたちもユニークな表情。カーディガン￥522,500・中に着たブラウス￥192,500・パンツ￥165,000
（左）Ｔシャツにさらりと羽織って、着るアートのような存在感を。干支の辰から着想を得たタツノオトシゴが仲間たちを引き連れている物語が描かれる。カーディガン￥467,500・パンツ￥165,000／グッチ ジャパン（グッチ）
グッチ ジャパン クライアントサービス 0120-99-2177 https://www.gucci.com/
※価格は10月18日時点で最新のもの
SOURCE：SPUR 2021年12月号「あなたと、世界とつながる服」
photography: Yuki Kumagai styling: Mana Yamamoto hair: Yuma Aso 〈mille management〉 make-up: NOBUKO MAEKAWA 〈Perle〉 model: Kanon Hara, Keigo Okazaki edit: Michino Ogura
