平手友梨奈
ブラックタイの美学
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VALENTINOのネオ・フォーマル考
平手友梨奈
ブラックタイの美学
2023-’24年秋冬、＂ブラックタイ＂コレクションが提示したのは、ドレスコードや制約からの解放。
型にはまらない精神を持つ平手友梨奈と新時代のエレガンスを追求する
ドレスアップ自由主義
端正なシャツを華やかに彩るのは、シルバーの刺しゅう。タイを締め、ブラックのロング＆リーンなドレスを身にまとう。ただ正統なドレススタイルに収まらないのは、リップクリップと大ぶりなピアスのパンクなエッセンス。横長のフォルムの底面にスタッズを敷いたバッグも象徴的。
ドレス￥1,100,000・シャツ￥649,000（ともにヴァレンティノ）・タイ「ヴァレンタイ」￥60,500・バッグ「ロックスタッズ」〈Ｈ11×Ｗ34×Ｄ8〉￥429,000・ピアス￥183,700・リップクリップ￥29,700・ブーツ「ロックスタッズM-WAY」￥228,800（すべてヴァレンティノ ガラヴァーニ）／ヴァレンティノ インフォメーションデスク
真っ赤なリボンをリフレイン
アイキャッチなリボンドレスは、クチュールの高度なテクニックを活かして仕立てた一着。贅沢な遊び心が心憎い。ブルーのシャツドレスを重ね、色合わせもきかせて。＂ドレスコードのルール＂としてのブラックタイは解体され、シーズンを貫くキーアイテムに変化。「ヴァレンタイ」と名付けられた。剣先のVを模したメタルもポイントに。
ドレス￥1,760,000・シャツドレス￥203,500（ともにヴァレンティノ）・ノーズクリップ￥29,700・ブーツ「ロックスタッズM-WAY」￥228,800（ともにヴァレンティノ ガラヴァーニ）／ヴァレンティノ インフォメーションデスク タイ・ピアス／1カット目と同じ
淑女に似合う、タキシードの新解釈
ジャケットは、大胆にショート丈にカット。肩を広く設計したボクシーなフォルムと、トレーンを引くスカートの優美なシルエットが対照的だ。意志のあるモノトーンルックには真っ赤なバッグを差し込んで。トーン・オン・トーンのエナメルスタッズがボディの四辺を縁取り、存在感をさらに際立たせる。
ジャケット￥445,500・シャツ￥165,000・スカート￥517,000（すべてヴァレンティノ）・バッグ「ロックスタッズ」〈Ｈ15.5×Ｗ28×Ｄ8〉￥478,500・靴「ロックスタッズ」￥172,700（ともにヴァレンティノ ガラヴァーニ）／ヴァレンティノ インフォメーションデスク タイ・ノーズクリップ／1・2カット目と同じ
フォーマルとパンクが出合うとき
オーバーサイズのモヘアボーダーニットは、パンクなアティチュードそのもの。フェザーつきブーツと、ここでもシャツとタイがワンランク上の遊び心を。極めつきは、ボディを「ロックスタッズ」のメタルパーツで飾ったバッグ。きらびやかな存在感が、ドレッシーな強さを加える。
ニット￥500,500・シャツ￥225,500（ともにヴァレンティノ）・バッグ「ロックスタッズ 23」〈Ｈ14×Ｗ25×Ｄ6〉￥561,000・ブーツ「ロックスタッズM-WAY」￥386,100（ともにヴァレンティノ ガラヴァーニ）／ヴァレンティノ インフォメーションデスク タイ／1カット目と同じ
Profile
2001年6月25日生まれ。2016年、欅坂46としてデビュー以降センターポジションを務め、中心メンバーとして活躍した。初主演映画『響-HIBIKI-』（’18）では日本アカデミー賞新人俳優賞、日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞新人賞を受賞。2020年にソロ活動を開始。2022年に放送されたテレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」では麻宮葵役を演じ、彼女が着用するファッションが話題に。2022年末、HYBE JAPANが設立した新法人ならびに新レーベル「NAECO」（ネイコ) への移籍を発表。毎週金曜日21時より放送中のドラマ「うちの弁護士は手がかかる」（フジテレビ系）では、天才弁護士役を演じている。
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PRODUCTS
象徴的な「ロックスタッズ」バッグや、ランウェイでも視線を集めたリップやノーズクリップ、そしてブラックタイ。
今季のレザーグッズやアクセサリーには、パンキッシュなムードが光る。厳選されたラインナップをチェックして！
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今季のムードを牽引する主役級
トップハンドルバッグは、横長のフォルムが象徴的。底面に配されたパラジウム仕上げのスタッズとゴールドのチェーンが、パンクな趣を加速させる。プレイフルなイエローを携えて、装いのポイントに。
バッグ「ロックスタッズ」¥429,000〈H11×W34×D8cm〉
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進化したロックスタッズ
モダンで力強いオールブラック。全面にあしらったラインストーンとマットなスタッズが、唯一無二の存在感に。付属のショルダーストラップをつければ、軽やかなクロスボディスタイルもかなえる。
バッグ「ロックスタッズ 23」¥561,000〈H14×W25×D6cm〉
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アクセサリー感覚で携えたい
素材はしなやかなカーフスキン。真っ赤なボディに、エナメル加工のスタッズトリムをトーンオントーンで仕上げた。プラチナ仕上げのメタルパーツが、ジュエリーのような品格ある佇まいだ。
バッグ「ロックスタッズ」¥478,500〈H15.5×W28×D8cm〉
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スタッズが効いたタフなブーツ
カーフスキンのビートルブーツは、ミニ丈のドレスとも相性抜群。こちらにも、同色のスタッズがさりげないアクセントに。ラバーソール仕様だから、歩き心地も快適。
ブーツ「ロックスタッズ M-WAY」（ヒール5cm）¥228,800
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剣先の「V」の輝きを味方に
今シーズンらしいスタイルに、タイは欠かせない。バージンウールとシルク混の「ヴァレンタイ」は、ワンタッチで付けられるので初心者でも安心。ネックの長さはフックで調整ができる。
ネクタイ「ヴァレンタイ」¥60,500
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耳元に添える、反骨のムード
ゴールドカラー仕上げのメタルピアスは、シンプルなシャツやブラウスにもパンクなアティチュードをひとさじ加えられる。2.5cmの大きすぎないサイズ感が、大人の着こなしにフィットする。
ピアス¥183,700
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挑戦したいワンポイント
新たにトライしたい、アイコニックなジュエリーといえばリップクリップ。下唇の中央に挟んで、がらりとスタイリングのムードを変えてみたい。イヤーカフとしても着用できる2WAYも嬉しい。
リップクリップ¥29,700
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鼻先にモダンなハズしを
K18ゴールドカラー仕上げのノーズクリップも、注目したいキーアイテム。ピアスホールがなくとも付けられる仕様なので、気軽に取り入れて。新しい自分を発見したい。
ノーズクリップ¥37,400
ヴァレンティノ インフォメーションデスク
https://www.valentino.com/
03-6384-3512
SOURCE：SPUR 2023年12月号
「VALENTINOのネオ・フォーマル考 平手友梨奈ブラックタイの美学」
model: Yurina Hirate photography: Yeongjun Kim styling: Nao Ishikawa hair & make-up: Satomi Kurihara 〈Three PEACE〉 coordination: Yuka Kikuchi 〈sora inc.〉, Changsoo Park cooperation: BACKGROUNDS FACTORY
