グッチが牽引するイタリアの伝統とクラフツマンシップのカバーイメージ
「15年先の未来も一緒に」

A Letter from Gucci

グッチが牽引するイタリアの伝統とクラフツマンシップ

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「15年先の未来も一緒に」
A Letter from Gucci

グッチが牽引するイタリアの伝統とクラフツマンシップ

SPUR35周年、SPUR.JP15周年のアニバーサリーを記念する連載では、時代を超えて愛され続ける名品と、そこに宿る豊かな物語を紐解いていく。今回は、数々の名品に彩られるグッチの歴史とともに、ブランドに宿る伝統と革新の精神にフォーカスする。

ファッション史に名を刻む
ホースビットの革新

2024-25年秋冬メンズコレクションで初披露され話題を呼んだ「ホースビット クリーパー」がウィメンズにも登場。サバト・デ・サルノがグッチのアイコンである「ホースビット ローファー」を再解釈した新作モデルだ。グッチを代表する「ホースビット ローファー」の歴史は、1940年代後半にさかのぼる。馬具のくつわに着想を得て、ダブルリングとバーで構成した装飾モチーフを生み出したのがはじまり。現在、NYのメトロポリタン美術館に永久収蔵されるほど、エポックメイキングな名品だ。「グッチ ホースビット クリーパー」は、トゥにあしらわれたGUCCIのメタルプレート、シルバーフィニッシュのホースビット、そしてストライプディテールのクリーパーソールが特徴。進化する名品が、モードな足もとを約束する。

シューズ「グッチ ホースビット クリーパー」〈ソール4.5cm〉¥173,800・ニット¥352,000・スカート¥170,500・ソックス¥26,400・アイウェア¥53,900/グッチ クライアントサービス(グッチ)

クラフツマンシップの誇りを物語る「GGパターン」

世界中で愛されるグッチの「GGパターン」には、ブランドの長い歴史が秘められている。1921年の創設以来、レザーグッズ専門のショップ兼工房として人気を博していたグッチ。しかし、第2次世界大戦勃発により資材不足に直面する。創設者のグッチオ・グッチはレザーに代わる素材としてヘンプを織り込んだキャンバス生地を採用し、強度を高めるためにダイヤモンドパターンを織り込んだ新素材のバッグを開発。これがグッチ初のシグネチャー「ディアマンテ」の誕生となったのだ。このパターンはブランドの確かな品質を約束する象徴となり、ここに創設者のイニシャル「GG」を加えたデザインが、ブランドのアイコンとなる「GGパターン」だ。グッチの確かな技術と誇りを宿すこのパターンは、バッグだけにとどまらず、ウェアやシューズ、ホームコレクションで展開されている。今回はブランドを象徴する「グッチ ロッソ アンコーラ」カラーが印象的なパデッド仕上げのボンバージャケットとショートパンツをまとった。全面に配した「GGパターン」が、ブランドの世界観を豊かに表現する。

ジャケット¥594,000・ショートパンツ¥198,000・タンクトップ¥214,500・ネックレス¥236,500/グッチ クライアントサービス(グッチ)

進化し続ける
「ジャッキー バッグ」の気品

1961年の誕生以来、アイコンバッグとして世界中で愛され続けてきた「ジャッキー バッグ」は、1960〜70年代にジャクリーヌ・ケネディ・オナシスが愛用している姿が頻繁に写真に撮られていたことで知られる。ジャッキーの華やかなライフスタイルを映し出すこのバッグは、ジェットセッターたちを象徴するバッグとなっていった。誕生以来、さまざまな素材やカラーやフォルムで人々を魅了し続けてきたバッグを新クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノもアップデート。「ジャッキー バッグ」に採用されているアイコニックなスナップフック クロージャーが、端正な長方形のフォルムとシボ革の温かみのあるトートバッグに施された。オフィスにプライベートにと、スタイリングの幅を押し広げてくれる。

バッグ〈H19.5×W40×D12cm〉¥693,000・アウター¥473,000・ブラウス¥264,000・スカート¥198,000・ソックス¥26,400/グッチ クライアントサービス(グッチ)